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MINOURA FT-1 Combo FureTori-1

ちょっとした気の迷いで中古ホイールを立て続けに2セット買ってしまった。それもノーブランドの安いやつと、完成車外しの安いやつ。何に使うんだという。某中古パーツ屋さんの店頭でハブを手で持って回したときは特に振れもなさそうに見えたのだけど(ちなみに、某中古店では商品説明にフレなしと書かれていても、実物は結構振れてるのとかもあるので注意。現物確認必須)、持ち帰ってからフレームにセットして確認してみると、やっぱりちょっと振れてる。仕方ないのでブレーキシューなどを目安に振れ取り。1時間以上掛けて、だいたい満足のいく状態になった。のだけど。

ミノウラ FT-1 Combo フレームを使用しての作業だとあまりに効率が悪いので、手を出すまいとしていた振れ取り台も買っちゃった。ミノウラのFT-1 Combo。振れ取り台とセンターゲージとニップルレンチの3点がセットになったやつ。んで、届いたその日にさっそく使ってみたら、だいたい満足のいく状態になったと思っていたホイールも、まだまだ、それなりに振れていた。やっぱり専用の道具があると違うものだ。1時間以上掛けて、だいたいコンマ2ミリ以下とか、目視で確認できないレベルまで追い込むことができた。まあ素人だし、テンションメーター(テンションゲージ?)持ってないので、きっとどこかおかしいんだろうけど。

驚いたのは、完成車外しのホイール(シマノハブ、アラヤリム)に実は結構振れがあったこと。中古だけど使用感もほとんどないし年式的に間違いなく新しいし、状態は良いと思っていたのだけど、1mm前後の横振れと、2mm前後の縦振れがあった。縦振れなんてリムやスポークにダメージが行かなければ後から発生することはない気がするから最初からだと思うのだけどどうだろう。

ミノウラFT-1の取扱説明書によると、3mm以内の縦振れ、2mm以内の横振れであればそれほど走行に悪影響を及ぼすわけではないのでそれほど神経質になる必要はない、だそうだ。えっ。確かに経験上そのくらいの振れは走行感にほとんど影響しないのは分かるけど、そんだけ振れてたら振れ取り台なくてもブレーキシュー見てれば分かるしある程度修正できるし、だったら振れ取り台なんて要らないじゃん。ていうか、私の知る限りリムのブレーキ当たり面の幅ってブレーキシューの幅プラス上下1mmずつくらいしか余裕がなかった気がするのだけど。縦振れが3mmもあったら、シューがリムの当たり面から外れて、最悪タイヤに擦ったりする可能性もあるんじゃなかろうか。せめて縦横とも1mm以内にはしておかないとわざわざ振れ取ってる意味がない気がしないでもない。

ところで使用感。アームの剛性がない、というレビューが多いが、確かに弱い。けど、ホイールを回転させる程度で揺れたりズレたりするわけじゃないし、別にいいだろうそのくらい。普通に使う分には必要十分。あと、付属のニップルレンチはダメだという話だけど、使ってみても別に不都合はなかった。完組ホイールの超絶テンションのニップルを回すなら分からないけど、手組みホイールだったら正しく使っていて舐めちゃうとかはまずないだろう。普通に使う分には必要十分。ただしニップルには傷が付く。一番不満に思ったのは、センターゲージ。これの剛性がなさすぎて、微妙な差が分かりにくい。さすがにこれはもうちょっとどうにかしないとダメだろ。当初は触れ取り台単体を買ってセンターゲージは自作しようと思っていたのだけど(面倒になってやめた)、これから買う人は考えた方がいいかも。

ところで、ミノウラのウェブサイトに「ノブを回して横振れ測定ゲージを閉じていったとき、その先端がリム側面に同時に接触しない。同時に接触するようにしようとしてゲージの取り付け位置を左右にスライドさせようとしても調整限度に当たってしまいできない、というクレームをときどき受けますが、それは使いかたが誤っています。」という注意書きがある。クレームが多すぎてよっぽどイラッときたんだろうな。そんな雰囲気が感じ取れます。がんばれ箕浦。全力で応援したい。


↑ニップルレンチがセットになった「コンボ」と、ニップルレンチが含まれない「セット」があるので注意。定価ベースだと1,300円も差があるが、尼価格だと5円しか違わない(2014年2月現在)。ニップルレンチが1,300円もするのかよ!ニップルレンチには5円の価値しかないのかよ!と両方にツッコミ入れたい。ちなみに付属ニップルレンチのクオリティは手持ちのホーザンの300円程度のと変わらない。ホーザンは色んなサイズに使えて、ミノウラのは#14と#15にしか使えないけど、どうせ#14と#15にしか使わないのでミノウラのの方が使いやすい。

Minoura Japan – FT-1セット


テーマ : 自転車
ジャンル : 車・バイク

カンパのクイックが壊れた

だいぶ前の話。

古いフレームのロードエンドというやつは、生半可なクイックだと強く踏み込んだときにスプロケが前に引っ張られて車軸がズレるという問題がある。ので、「固定力はピカイチ」という噂を聞きつけてカンパニョーロの純正クイック(ちょっと古いやつなのは確かだけど中古なので年式とかグレードとかは不明)を使っていた。レバーがゴツくてメンテンナンス台に載せにくいとか、かなりの重量級だとかネガティブ面はあるものの、確かに固定力は十分で(両持ち式のレバーのおかげだと聞くが真偽は不明)、締めるときの手応えも心地よくて満足していた。が…。

カンパクイックこわれた ちょっとホイール関係のチェックをしてもらうため某プロショップ(行きつけではない)で何度か脱着をした後のこと。プロがどの程度の強さでクイックを締めてるのか、力加減を盗まねば!と思って店を出てすぐに一度自分で外してみた。ら、中からパキン、という音が。そして、再度締めようとしたら、ザリザリザリという感触が。何が起きた!?とクイックを抜いてみたら、なんかレバーが押し広げられてて、隙間からワッシャーのようなものが見えている。

カンパクイックこわれた2 よくよく見てみるとそのワッシャーのようなものが中で割れていて、つついたら取れてしまった。そしてレバーはガタガタに。たぶんパキン音でワッシャーが割れて、ザリザリザリでそのワッシャーの破片が可動部の隙間にめり込んでレバーを押し広げちゃった、ということっぽい。

慌ててプロショップに戻って、「クイック壊れちゃった!」と言ったら「え!?うわ、こんなの初めて見た」とすごく驚かれた。これって強く締めすぎってことですかね?と聞いたら、いくら強く締めたからって、手の力で壊れるようなクイックは最早クイックじゃないから!と。これは保証期間とか以前にメーカーに即クレーム出していいレベルと言われた。まあしかし何しろ中古購入品なので、そうもいかず。こういうときのことを考えるとやっぱり正規品を国内プロショップで購入するのがいいよなぁと思う。予算が許せば。

多分おそらく、締めて緩めるを相当な回数繰り返してるうちに内部のワッシャーのようなものに疲労がたまったか、ゴミとかを噛んで抵抗になって負担が掛かったかしていて、結果このタイミングで割れたのだと思うけど、あと一回、ほんの一回早く壊れてくれてたら…。つまり、プロショップの人が作業してるときに壊れていたら…。普通に緩めて締めただけなのに勝手に壊れちゃったよー本当だよー俺悪くないよー、と逃げるわけにもいかず、きっと納得いかないまま弁償というか代わりのクイックを用意してくれるなり何なりしてくれてたと思うのになぁ…(悪い考え)。世の中そう都合良くはいかないらしい。

結局その日は、なんか適当なクイックを借りて帰り、後日別のクイック(デュラエース)を買いました。中古で(保管キズだけの未使用品が安かったからつい…!)。そこの店でカンパがダメなら(ダメとは限らないが)何がいいの?という話をしたら、固定力で言ったらシマノが一番、と言われたためである(なのにそこで新品買わなくてごめんなさい)。確かに、シマノのクイックはここン十年くらい基本構造が全く変わってないから、ほとんど完成されてるんだろうという妙な説得力はある。カンパと違いレバーが片持ち式だけど、ひと通り動かしてみる限りは片持ちであるが故の剛性不足というのはない気がするし(ていうかカンパも昔は片持ちレバーだったよな)。両持ちカンパも基本構造はそのままに形状を変更したりしてきたようだが、ロードエンドの時代が終わって固定力が必要なくなったからか、最近?はレバーを受ける台座?が樹脂でできててレバーから独立してるタイプ(社外品の軽量クイックはほとんどこのタイプだ)に変わっちゃったっぽい。クイック自体はカンパの発明だそうだが、先駆者の役割は終わったのかね。

どんな使われ方をしてきたか分からない中古品はリスクがあるよという話。まして命を乗せてる部品をケチって何をやっているのか私は。


インナートップ時のアウターチェーンリング内側とチェーンの干渉

フロントをインナーにして、リアをトップにする、いわゆる「たすき掛け」状態にすると、(FDのガイドプレートはトリム操作で回避できるものの)アウターチェンリング自体とチェーンが干渉して、音鳴りすることがあるという現象。改めてネット検索してみたら、干渉することがあるのは当たり前だーという真っ当なコメントから、メーカーの設計ミスだ怠慢だ不良品だ返品交換だという過激なものまで、いろんな話が飛び交っているようですね。メーカーが「干渉することがある(仕様だ)から、使わないでね」と言ってるんだから、それで終了でいいと思うのだが、ダメなんでしょうかね。そもそも最新モデルの性能どころかメーカーの正規の組み合わせも満足に体感したことがない、中古パーツを組み合わせて組んでいるような貧乏人が何を言う資格はないのだけれど…。

個人的には、インナートップの「たすき掛け」なんて、コンマ1秒を争うレース中とか緊急時以外は使用しないのが当たり前、クルマで言えばクラッチ踏まずにシフトチェンジするようなものだと認識していたのだけど。友達がいないもので、先日珍しく数人で軽く走りに行ったところ、前を走るフルカーボン9000デュラ組バイクの方が、緩い上りでほとんどずっとアウターローで走っているのが気になってしょうがなかった。私の認識が間違っているのだろうか。

私は自転車をいじり始めてからというもの、チェーンラインというものをそこまで気にしたことがない。Qファクターはわりと気にしているが。まあ変速できればいいだろ、くらいの気持ちでいる。というかチェーンラインが数ミリ程度動いたところで変速に支障が出ることなんて普通に考えればまずないし、だったらQファクターを極限まで詰めた方がいい。変速に明らかに支障がある場合は別として、たすき掛け時のチェーンラインをどうこうするためにQファクターを広げるなんて愚の骨頂だ。これも間違った考えなのだろうか。

それはいいとして、ミケの場合(クランクはFC-5500、チェーンリングはたぶんFC-6500用、FDはFD-6500、チェーンはKMC X10SL、リアスプロケはCS-6600。ようするにめちゃくちゃ)。インナートップにすると、アウターチェーンリング内側とチェーンが、かすかに接触して、シュルシュル…という音がする(FDはトリム操作すれば全く当たらないし、しなくてもギリギリ擦れるか擦れないかの状態)。走行中は絶対に使わないので(インナー時のトップ2枚と、アウター時のロー2枚は基本的に存在しないものと思っている)現状でも全く気にならないのだけど、非正規のパーツ組み合わせで使い続けている人間の意地に掛けて、どうにか対処してみようじゃないか、と。

といっても、具体的には、クランクとアウターチェーンリングの間にスペーサーを入れてアウターを外に出すか、クランクとインナーチェーンリングの間にスペーサーを入れてインナーを内に入れるか、どちらかしかない(スギノの専用品は高いから汎用のシムを使えばいいだろうと思っていたが、ホイールマニュファクチュアリングのなら単価80円以下か。別に高くないな…というか20枚入りって、何用??)。けど、やりすぎるとアウターとインナーの間にチェーンが嵌まっちゃう可能性がもしかしたらあるかもしれないし…と思って観察してみたが、見てもよく分からない。あと0.5mmほど間隔を広げたら、はたしてチェーンのインナーリンクがチェーンリングの歯に一時的にでも乗り上げちゃうような可能性が、もしかしたらあるのかな。ないのかな。実際にやってみないと何とも。でもよくよく考えてみたら、このチェーンリングは9s用なので、チェーンの外幅6.6mmを想定している。そこに5.88mmの10s用チェーンを使っている時点で、チェーンの中心で考えると、アウターからチェーンが滑り落ちるときの想定落下地点よりインナーチェーンリングの歯が既に0.4mmくらい離れている計算になる。それを更にスペーサーで離すのは、なんとなく気分的に良くない気がする。やめておこう。はい終了。

あれ、ということは、チェーンが9s用だともっと擦るのかな?と、ぜんぶちゃんと9速用で組んだ別のバイクを観察してみると…。似たような状況だった。インナートップだとかすかに擦れるけど実用上全く問題のないレベル。そっちのバイクとはチェーンステイ長(リアセンター)も少し違うから一概には言えないけど。

逆に言えば、少なくともアウターとインナーが0.4mm程度離れても何の問題もないとも言える。正規の組み合わせ(9sと10sを混ぜたりしていない)で、アウター内側とチェーンが実用上支障のあるレベルまで干渉するという人は、チェーンリングスペーサーを試す価値は十分にあるだろう。

リアセンターといえば、360mmという驚異的な短さのミニベロ、紺くん(基本的にぜんぶ9速組み)。当然、インナートップにするとアウター裏とチェーンが擦れまくってかなりシャリシャリ言う(ただし使っても特に不具合はない)。こいつに、フロントの変速性能が格段に向上したと言われている「SG-X」チェーンリング(7800デュラ、10速用)を付けてみたところ…。インナートップにするとシャリシャリ言うどころか、チェーンがアウターに上ろう上ろうとして、回す度にカチャンカチャン言う。そして、FDの「トリム操作」をしただけで、即座にアウターに上がってしまう。SG-Xチェーンリングの変速性能恐るべし。こいつはインナーからアウターにチェーンが上りやすいようにアウターの裏側に「道」が作ってあるのだが、その「道」が中級グレードは薄くプレスしてあるだけなのに対し、デュラなど上級のはCNCで深く削り込まれている。見ただけで変速性能が高いのが分かる。これはすごい。一度使ったらもう戻れないくらいすごい。けどそのせいでインナートップが全く使えなくなってしまった。元々使わないからいいんだけど。

結局結論のない話だった。



テーマ : 自転車
ジャンル : 車・バイク

輪行時の簡易チェーンフック

古いクロモリフレームにはチェーンフックなるものが溶接されていた。輪行のときとか(したことないけど)、ホイールを外してメンテ・収納するときとか、これがなかなか非常に便利で、重宝していた。が、最近の(というほど最近じゃなくても)フレームにはそんなもの付いていない。何か代用できるものはないかなぁと部屋を見回してたら…。

輪行チェーンフック1 ちょうどいいものを見つけちゃった。目玉クリップ(特大)。これをエンドにカプッと装着して、目玉の部分にチェーンを引っ掛けるだけ。

輪行チェーンフック2 これで見事にチェーンのテンションを確保!エンドの平たい部分を挟めばクリップがずれることもない(シートステイに付けると簡単にずれちゃうので注意)。

結構しっかり引っ掛かるので、チェーンが簡単にポロッと外れちゃうこともないし、ゴム紐を使用したフックみたいにボヨンボヨン揺れることもない。プラスティック製のクリップを使えば、フレームやチェーンに傷を付ける心配も少ない。使わないとき(走行中)はフレームのどっかそのへんに付けておくこともできるし、持ち歩かなくてもコンビニでもどこでも出先で手に入る。価格も1個あたり数十円。これ密かにすごい発見かも、なんて。やってる人はやってるだろうけどネット上で見たことがないのでアップしてみた。

アマ損で買うこともないが


テーマ : 自転車
ジャンル : 車・バイク

9速と10速の混成使用 フロントディレイラー

先日、走行中に初めて(たぶん)チェーンが外れた。少し前にQファクターの調整の関係でチェーンラインが0.5mmほど外側に移動したのにフロントディレイラーの調整をし直すのを忘れてそのまま走ったら、インナーには落ちるけどアウターに上がらねぇ~ってなったため、慌てて再調整したのだが、その後走ってもどうもうまくない。チャキッと変速しない。ので、この日は少しずつ調整しながら走ってたのだが、坂道に差し掛かってフロントをインナーに落とすのとリアを2枚ほどハイに落とす操作を同時にやったら、見事に内側にチェーン落ちした。「(ある程度)ちゃんと調整してあればどんな操作をしてもチェーンが落ちることなんてない」と思っていた私なので、トルク掛けながら前後を同時に操作するなんていう乱暴なことをするとチェーンが落ちることがあるのか、もしくは自分の調整が全然ある程度すらもちゃんとしていないのか、どちらにしても自分の考えが間違っていることが露呈してしまった。ちなみにこの日調整しながらだったのはアウター側の位置だけなので、チェーンが落ちたこととは直接関係ない。はず。

で、そういうわけでインナーからアウターへの変速がどうも以前のようにスッといかないので、フロントディレイラーのアウター側の位置調整をちょっとやりすぎなくらい外側寄りにしてみて(そうすれば当然ながら変速自体はチャキッとなる)、メンテナンススタンド上で観察してたら、チェーンが押されすぎて外側に外れそうになりながら戻るという動作をしているのを発見。そんなときはFDの外側ガイドプレートがチェーンを押し戻すので実際そのまま外れることはないのだが、現在の組み合わせは10速チェーンに9速用FDなので、FDが想定しているよりチェーンがナローな分、外側ガイドプレートとチェーンのクリアランスがどうしても正規の組み合わせ時よりも広い(というか、意図的にここが少し広くなるよう調整しないとちゃんと変速しない)。そうするとチェーンが暴れたときなどに絶対に外れないとも言い切れない。一度でも意図しないチェーン落ちを経験すると、そういうちょっとした可能性が気になってしまうものである。

そこでやっぱりFDを手持ちの10速用のもの(FD-5600)に交換しようと思ったのだが…。そもそもFDの9速用と10速用の違いは、言ってしまえばガイドプレートの先端寄りの内幅だけである(後端寄りの内幅はたぶん想定しているリアスプロケの幅とかフロントのチェーンリングの間隔によっても変わってくるのでここでは無視)。具体的には、9速用が内幅9.9mmくらいで、10速用が8.9mmくらいで、その差は1mmくらいっぽい(FD-6500とFD-5600の比較。計算上0.7mmくらいの差と思っていたので測り間違えているかもしれないが)。なので、「外側ガイドプレートの先端寄り内面に板でも貼り付けて済ませてしまう」という、以前から想像はしていた案をこの機会に実践してみようかと考えた。

…のだけど、素材とか接着方法とか考えているうちに面倒になったので、もっと手っ取り早い方法をやってみることにした。

フロントディレイラーのガイドプレートを意図的に歪ませる 外側ガイドプレートの先端寄り(FD-5600以降だと段差加工してある部分ね)をプライヤーで挟んでうりゃっと内側に曲げる。それによってガイドプレート内幅を1mmくらい狭くした。これで10速用チェーン対応のFDの完成だ!なんで今までやらなかったのか。それは思い付かなかったから。

果たして、この状態で少しばかり走ってみたが、教科書通りの調整位置で変速は問題なくチャキチャキするようになった。めでたしめでたし。チェーンが外側に外れる確率が減ったかどうかは、そもそも一度も外れたことがないので分からない。

話は180°変わって、逆のパターン。今組んでいる9速仕様のロードバイクに、FDなんて何でもいいだろと思って上記で使われなかった10速用FD(FD-5600)をとりあえず付けてみたところ…。変速自体はもちろん何の問題もなくするものの、なんだか明らかに窮屈な感じがして、どこかしっくりこない。調整がかなりシビアになった感じ。詳しくは略。別に使えなくはないからいいのだけど、やっぱり大が小を兼ねても逆はダメなんだな。ガイドプレートを曲げて押し広げるのもなんだかなぁ、つうわけでおとなしく9速用のFDを別途購入。結果は良好。今のところ机上論通りの結果が出ている。そして10速用FDは結局使われないまま。


バーテープの巻き方! フィジーク スーパーライト

バーテープの巻き方で検索すると出てくる「サイクルベース某さひ」の動画での巻き方があまりに汚くて(動画用にスピード重視で巻いてるんだろうが、工賃払ってあの仕上がりだったら確実にブチ切れるだろ)頭にきたから、というわけではないが、本を読んだりネットを漁ったりして「自分はコレ」と思った巻き方を。巻き直す度に忘れて失敗したり調べ直したりするのがいい加減面倒になったので、メモとして残しておく(ようするにそれほど頻繁に巻き直さない=あまり乗っていない、ということだ)。

かといって作業中にいちいち写真撮るのも面倒なので(動画なんてもっと無理。みんなよくやるなぁ)、素晴らしく絵心のあるイラストを海外サイトから引っ張ってきて(嘘)貼っておく。

使うのはFízi:k(フィジーク)のスーパーライトシリーズ(グロッシーとクラシック)。以前はマイクロテックスという名称だったのがいつのまにか変わってた(中身は同じ)。バーテープの巻き方にはブラケット裏に別途短く切ったテープを当てる方法と当てない方法があって、どちらが本則なのか知らないが(フィジークのには本体と別に短いテープが付属している。今まで購入した他メーカーのもだいたい付属してた)、短いテープを当てる方法だと、当てテープにだけテンションを掛けられないので、あと単に面倒なので、使わない方法で。

巻く前にブレーキワイヤーをハンドルに固定する方法だけど、私はマスキングテープを使う(剥がした後に粘着が残るのがすごくイヤなので…滅多に剥がさないが)。で、要所を留めるだけ。ビニテでガチガチに巻くのが普通と思われるが(しっかり固定しないとブレーキタッチに影響するなんていう話もあるが、私は懐疑的だ。だったらハンドルからブレーキキャリパーまでの間はどうすんのよ)、これからバーテープを巻くんだから必要ないでしょ。というか、ワイヤーをしっかり押さえるつもりでバーテープをガッチリ巻くんだ!という気分も盛り上がる。バーテープ裏にあらかじめ付いてる両面テープじゃ粘着力が不足するから、と追加の両面テープをあらかじめハンドルに巻くなんて話もあるが、全く必要なし。余計なものは極力使わない。

バーテープの巻き方1 巻き始めはドロップエンドから。巻く方向は、ハンドルの内側に巻き込んでいく方向(下ハンを持ったときに親指が向く方向)に。これには理由があるし(緩みにくいらしい)、上ハンから巻き始めたり、逆で巻く人もいるみたいだけど、しっかり巻いてあれば緩んだりめくれたりなんて基本しないので、別に好きな方向でいいんじゃないだろうか。そして、巻き始める前に、ハンドルとバーテープが最初に触れる部分を接着する。ここ重要。ほんの一点で良い。瞬間接着剤が便利(バーテープの素材によってうまく付かないものもあるかもしれないので事前に確認すべし)。それから、巻き始めからちゃんと角度をつける。最初の一巻きだけはハンドルの切り口と平行に巻くって解説もあるけど、それだとそこだけ仕上がりの厚みが微妙に変わってカッコ悪い。はみ出した部分は後から平行に切れば良い。

バーテープの巻き方2 最初の一周を巻いたら、バーテープ同士が最初に触れる部分を接着する。位置的にはドロップエンドよりはみ出した位置。この後、ドロップエンドからはみ出してる部分をエンドに平行にカットする際に、ここを接着しておくとカットしやすい。ただそれだけ。カットするときにどのくらい「はみ出し」(パイプ内に折り返して押し込む分)を残すかは、使用するバーエンドキャップの種類によって異なる。フィジークのキャップはキツキツ(パイプ内径にピッタリ)なので、ほんの2~3ミリで良い。というか、折り返すとキャップが入らない。ちなみに、この作業は実際には全部巻き終えてから行なうことになる(だったら2番目に書くなよ)。

バーテープの巻き方3 そのまま引っ張って強いテンションを掛けながら巻いていく。(1)で巻き始めを接着しておくことでテンションを掛けやすくなる。テープ表面のパンチ穴が伸びて楕円になるくらいにテンション掛ける。テープ同士が重なった部分の凹凸が浮かび上がって表面から分かるくらいぴっちり巻くと吉。ただしコルクバーテープで引っ張りすぎるとちぎれる(気がする)。フィジークは丈夫だからまずちぎれない(気がする)。テープを重ねる幅は、3分の1とか言われるけど、私は4分の1以下とか、極力重ねない方が好き。どうしても厚みが欲しいなら厚手のバーテープを使うか、クッション材を一緒に巻き込めば良い。まあしかしこれは完全な好みの問題。ハンドルがカーブしている部分は曲線にフィットさせるためにより一層強いテンションで巻く。またカーブの内側と外側でテープの重ね幅に差をつけることになるが、カーブのイン側だけ直線部分より重ね幅を適宜増やすようにすると失敗しにくい。基本「極力重ねない」のに、更にカーブのアウト側で重ね幅を減らすと、うっかり隙間が空いちゃったりシワが寄ったりすることがある。
で、ブラケット下に到達するまであと一巻き分(テープ幅の半分くらい)というところまできたら、ブラケット内側からぐいっと上に向かわせる。ブラケット下までの隙間が一巻き分より広かったり狭かったりしたらどうするか?最初から巻き直すんだよ。重ね幅を微妙にずらしながら。

バーテープの巻き方4 ぐいっと上昇したテープをブラケットの上に回して、また一気に下がり、ハンドル裏へ。ここは特に、テープを引きちぎるくらいのつもりでテンションを掛けないと、ブラケット取付バンド付近がシワになりやすい。ブラケット上を通すときにテープをどの程度ブラケット(ブラケットカバーで隠れる部分)に重ねるかは、完全な好みの問題。わずかながらブラケット上の厚み(=ブレーキレバーとの距離)にも影響するし。私はテープ幅の半分くらい。少なすぎると後々問題が。

バーテープの巻き方5 ハンドル裏から(3)で残しておいたブラケット下の隙間をカバーしてハンドル外側へ。再びハンドル裏を経由して内側からブラケット上へ。ここもマジ本気のテンションが求められる。ちなみにこの、ブラケット下からハンドル外側を横向きに通る部分が唯一、完成後もテープ幅全体が露出するところで、サイドから見たとき視覚上の要になる部分なので(特にテープを重ね気味に巻いた場合はここだけ幅が広くなるので目立つ)、特に魂を込めて巻く必要がある。ロゴ入りバーテープの場合はちょうどここにロゴが来てくれると美しいが、そこまでコントロールするのはさすがに無理だろうからまあ気にしない。

バーテープの巻き方6 あとはブラケットから上ハンにかけて巻いていくだけ。ブラケット上は最も負担がかかる部分だからここだけ重ね気味に巻く、という解説もあったが、巻きすぎるとブラケットが太くなる。私はブラケット上で一巻きだけテープ幅の半分くらい重ねて巻いたら、そこからはハンドル肩の急カーブに対応するべく、カーブのイン側は「テープ幅の半分」重ねたまま、アウト側を徐々に「極力重ねない」にしていって、カーブをクリアする。

バーテープ巻けた1 この時点でブラケットの取付バンドがチラッと見えてるが、ブラケットカバーをしてしまえば見えない範囲なので大丈夫。もし、ブラケットカバーをしても隙間が見えるようなら巻き直し。なので、上ハンを巻き始める前に一度ブラケットカバーを下ろして確かめる。当たり前だが。(4)の画像で「後々問題が」と書いたのはこのこと。なので、そこからやり直す羽目になる。

バーテープの巻き方7 上ハンを巻き終えたら、テープを斜めに引っ張りながら、斜めにカット。ハンドルバーと垂直にカット…というか、ステムと平行にカットと言った方が分かりやすい気がするのだが。このとき、テープを引っ張る角度が巻いてある角度とずれてると、切り口がハンドルバーに対して垂直にならない。テープは斜めに引っ張ると斜めに伸びるし、テンションを掛けたまま切るのは意外と難しい。私は一度もうまくいったことがない。ので、テープを巻き終えたい場所より一周余分に巻いておいて、「ここで切りたい」というところにぐるっと一周ペンで印を付けてから、一周ほどいて、印に沿ってカットすれば失敗がない。と、今気付いた。

バーテープの巻き方8 はい、切れました。…このコマ必要なかった。

バーテープの巻き方9 テープの巻き終わりの部分は、「付属のエンドテープだと弱いからビニールテープでしっかり固定」という解説が多いけど、それこそ接着してしまえばいい。斜めにカットした先端部分を、ほんの一点だけ瞬間接着剤で固定するだけで、もう絶対に緩まない。ビニールテープどころかエンドテープすら不要。テープの末端がハンドルの下側に来るようにカットすれば見た目もスッキリ。
そして片側が巻けたら反対側に取り掛かるわけだが。完成した側を見ながら真似して巻いていくだけなので簡単…かと思いきや、同じように巻くのは意外と難しい。巻き数が左右で異なるなんて言語道断。重ね幅や角度、テンション(パンチ穴の伸び具合で分かる。ロゴ入りバーテープなら露骨に分かる)まで同じように巻こうとすると却って神経を使う。そして、巻き終りの部分をカットする前に、ステムからの距離を左右とも定規で測る。目視で同じように見えても測ってみると1センチくらい平気でずれてることがあるので。ずれてたら、同じ距離で巻き終わるように上ハン部分を巻き直す(ただし、サイコンやライトの位置を考慮して敢えて左右に差を付けるのもアリ)。それから、カット。ここで、カットした余りのバーテープの長さを左右比べてみる。…なかなか「ぴったり同じ!」にはならないでしょう。巻き数が同じでも、引っ張り方が違うだけで随分と長さに差が出るんだなということが分かると思う。左右であまりにも違う場合や、暇を持て余している場合は、余りが少ない方を引っ張り気味に巻き直す。

最後に、ドロップエンドにはみ出したテープをパイプ内に折り返して入れ、エンドキャップをはめる。このとき、ドロップエンドのパイプの切り口部分に接着剤を塗ってからテープを折り返しておくと、キャップをはめる作業がやりやすい&綺麗に仕上がりやすい。最初から最後まで接着剤を多用しているが、巻き直すときにハンドルに残った接着剤はカッターでカリカリやれば簡単に取れる。カーボンハンドルの場合は表面のクリアが削れるかも。

フィジーク スーパーライト バーテープ グロッシー ようやく完成。「スーパーライト グロッシー」。表面ツルツルなら汚れが落としやすいかな?と思って買ってみたが、一歩間違うとすげー安っぽく見えちゃうなこれ。ホームセンターで980円で売ってるスニーカーみたいだ。クラシックよりちょっと高かったのに、どうも一歩間違った感が拭えない。グロッシーは超絶引っ張ってもあまり伸びない感じがして、ピッチリ巻いてもクラシックより厚みがあるように見えるけど測ってないので気のせいかもしれない。そして引っ張りすぎたり曲げようとすると表面に部分的にシワができるが、そんなことを気にする人はいないだろう。ドライグリップはとても良い。雨の日は知らん。
ちなみに、何度やってもなかなか上達しないもので、今回も完成までに3回くらい巻いて解いてを繰り返したので、無駄に時間が掛かっている。フィジークのこれは解いて巻き直してもテープがヨレヨレにならないので助かる。

フィジーク スーパーライト バーテープ こちらはしばらく前に巻いた「スーパーライト クラシック」。よく見ると間隔がおかしいところがあるのだが気にしない。グロッシーよりはまだ伸びる気がするが、普通のコルクバーテープに比べたら全然伸びないので、強いテンションでピッチリ巻くことができる。グロッシーと比べるとやっぱりテープ同士の段差が出にくいし、ハンドルの形状がしっかり出るし、クラシックの方が薄い気がする。グリップはふつう。

バーテープ巻けた4 ブラケット裏の当てテープを使わない方式だと、ブラケット裏らへんでテープが交互に編まれるように巻き上がっていく感じが好きなのだけど、角度、幅、ラインと、バランスよく仕上げるのが非常に難しい。ここだけは何度やってもうまくいかないことが多い。これはうまくできた方。まあ、ブラケット裏なんて敢えて見ようと思わない限り普段見ることはないけれど。

バーテープ巻けた3 さて上述したように巻き終わりの部分は接着してしまえばエンドテープは不要となるのだが、今回は装飾のために使用。…が、このロゴ入りエンドテープ、幅が広すぎて野暮ったい感じがするので、1本を真ん中で半分に切り、「フィズ」と「イーク」とに分けた上で左右に巻く。ロゴの位置が左右で揃うようにすれば、ちゃんと「フィズ…ィーク」になる。2本あるので「フィズフィズ」でもなんでもいいんだけど。エンドテープの巻き終わり部分は時間が経つとめくれてきやすいので、軽く接着剤を塗っておく。

バーテープ巻くの失敗 油断すると画像のように(分かりにくいが)テープの端に(見にくいけど)シワが寄っちゃうことがある(ちょっとだけど)。特にこのようなハンドルの裏側など、目に付きにくい部分。そして、大抵は完全に巻き終わってから気付いて愕然とする。全方位からチェックしながら巻くしかない。ちなみに、こういうシワはテープとハンドルが密着していないために起きるもので、テンションが足りない証拠なので、ちょっと引っ張り気味に巻けばすぐに解消される。問題はその部分まで戻って巻き直さねばならないことだが。

これだけ気をつけて巻いておけば、褒められこそしないにしても、怒られることはないだろう。しっかり巻いてあれば使っていてズレたり緩んだりなんてことはまず絶対にありえないので、巻き直す頻度も少なくて済む。…ということはなくて、結局バーテープなんてどう巻いたって速さには関係しないし汚れたら巻き直す消耗品でしかないので、速く走りたい人はこんなことにいちいち時間と労力を使うよりもテキトーに巻いて走り込んで、汚れたらすぐ巻き直すようにした方が100億万倍賢い。



テーマ : 自転車
ジャンル : 車・バイク

もう一台ほしい

もう一台自転車がほしい。と思うきっかけは人それぞれだと思うが、一般的にはフレームが軸となると思う。「今のは手放したくないけど、もうちょっと違う特性/用途のが欲しいなあ」みたいな。ある程度乗るようになると、一台ですべての目的をこなす(というか、要求を満たす)のは難しいと分かってくるので、まあ自然なことである。ある程度すらも乗っていない私が言っても説得力がないが。例えば一般人から見たらロードバイクとシクロクロスなんて全く違いが分からないと思うが、自転車乗りからしたら全然違うものでしょ。そこに、同じロードでもフレーム素材やジオメトリの違いまで持ち出すと、それこそ二台や三台では済まなくなってしまう。

もしくは、パーツ。自転車をある程度いじってると、いつのまにかパーツが余ってくるものである。色々試してるうちにサドルやハンドルが山になってたとか。自転車1台にホイールが3セットあるとか。そこに、必要なかったけど安かったから買っちゃった小物とか、消耗品のストックとかが複雑に絡んできて、ある時、「あれ、フレームがあればもう一台組めちゃうんじゃね?」と気付いてしまったり。

そんなパターンが本当にあるのかどうかは分からないが、気付いたらフレームを物色していた私である。たぶんきっかけは、お気に入りの105クランクの手持ちがなぜか自転車の台数より多くなっていたこと。じゃあ余ったクランクを組み付けるためのフレームを用意しよう、みたいな。しかし、基本的には(クロモリの)ホリゾンタルしか興味ないので、となると、有名ブランドの格安中古品を探したり、国内ビルダーへのオーダーを考えてみたり。オーダーは主に予算の都合で現実的ではないのだが、そこをなんとか無理してでも現実に持っていこう、と思えないのは、実は今乗っているミケのジオメトリがなかなかどうして理想に近いからだったりする(ちなみに特性云々の話ではなく、見た目だけの話)。そうすると敢えてオーダーまでしなくてもなぁと思うし、中古で今より理想的なジオメトリのフレームに出会える可能性はかなり低いし、そもそも似たり寄ったりのフレームなら、わざわざもう一台買う意義が見出だせない。

なので、最初に戻って、「もうちょっと違う特性/用途のもの」を考えてみる。なんか目的がおかしくなってるぞ。最初からおかしいけれど。というか、主に街乗りしかしない私には、カゴ付きミニベロ実用車の紺くんと、クロモリホリゾンタルロードのミケがある時点ですべての目的・要求は満たされている。更に、バラバラ状態のナディ(シクロクロスだ)に28Cか30Cくらいのタイヤでも履かせて組んだ日には、普段走らない非舗装路までカバーできてしまって、もうどこにも死角はない。「用途」を広げようにも、長距離ツーリングに行く気概もなし、レースに出るような気力も体力もなし。となると、あとは邪道に走るしかない。ようするにクロモリホリゾンタルと対をなすもの。

例えば、最新のフルカーボン。ホリゾンタルじゃなくてもデザイン的に気になるものは確かにあるし、クロモリの対比としてはちょうどいいが、扱いに気をつかうし、いいやつは高いし、レース志向じゃないと持て余すのは必至。例えば、アルミ。錆びないし、安いやつを気軽に使い倒すならいいかもしれない。でも、敢えて所有したいと思う理由がない。あるいは、同じクロモリホリゾンタルでも、ブレーキしか付いていないシンプルなシングルスピード。シングルには興味あるけど、固定ギアは街乗りでちょっと…だし、フリーギアの「ピストもどき」なんて今更…ねぇ。いずれにしても、何か「すごく気に入るポイント」もしくは「すごく気に入らないポイント」でもなければ。そこで…

アメリカ製品
↑は、鬼頭莫宏『のりりん』講談社、2010~、より。


自転車で100km

ネットで散々言われている某オッサンによると、「とりあえず100km走る」ことが、ロードバイクの世界の「入り口」だそうだ。なので、やっとスタート地点に立ったらしい記念の覚え書き。

事前準備とか全くなく、ちょっと色々あって居ても立ってもいられなくなったので、よし今日ちょっと出掛けよう、という感じで出掛けた。というか、別に100km走ろうと思って出掛けたのではなく、片道40kmくらいのところへちょっと買い物に行こうとしただけ。往復40kmくらいならよく走ってるので、距離が倍になったところで特別な装備も何も要らないだろうけど、年末に膝をコンクリートにゴリゴリ押し付けながら車いじってたとき膝外側の筋を痛めたようで(押すとちょっと痛い)、自転車乗ってても時々痛くなるので、途中でダメになったときの保険に、一度も使ったことがないコンパクト輪行袋だけは持参で。

寄り道しつつフラーっとゆっくりペースで、初めてではない道を進んだところまでは良かったが、その先の、初めて走る幹線道路が悲劇だった。基本的に自動車専用道路ではないものの、車線は狭く大型トラックびゅんびゅんで、逃げ場(路側帯)がほとんどなくなる箇所もあり、とても走れたものじゃない。ので、側道や歩道に逃れるのだが、段差があるとかそういうレベルじゃなく、そもそも道がまっすぐ繋がってすらいない。ようするに、自転車なんてものがこの世に存在するなんて想像だにしない人が設計した道路だったのだ。更には、曲がることも戻ることもできない一通の道(もちろん自転車が進入してはいけないような表示や雰囲気は一切ない)を進んでいったら途中から「自動車専用」の標識が唐突に現れた場所も。仕方ないからそのまま突っ切るしかなかったが、どうすりゃいいんだよと。事前にルートとか調べていなかった自分が愚かなのだが、想像を絶する場所だった。

案の定、トラックに煽られないようにガンガン踏んでるうちに途中から膝が痛み出した。ので、極力軽いギアで試行錯誤して回す。何度もマップを見つつどうにか自転車が普通に走れるルートへ逃れ、ゆ~っくり進んで一応の目的地に着いた。回り道したせいもあり、走行距離48km。平均速度19km/h。お、遅い…。そこで昼食&買い物と思っていたが、全然疲れてなかったけど達成感もないし、なんか妙に気が滅入ってしまい、必要な買い物だけさっさと済ませて早々に退却。160kcalの補給食を摂って3分くらいベンチに座って帰りのルートを調べただけですぐに岐路へ。

帰りは極力自転車が邪魔にならない道を、と思ったのだが、中途半端な田舎って、幹線道路はとても自転車が走れる環境じゃない、その他の道路は狭い上に交通量が多いので他の交通の邪魔になる、細い路地に入った日には完全に迷路。迷いに迷って何度も道を間違えた挙句、ようやく知ってる道に戻ってきたときは太陽が低い。出発が遅かったとは言え、日暮れまでには帰ってるつもりでいたのになぁ。

痛む膝をかばって変なペダリングで坂を上ってたら脚のいろんなところの筋肉がつりそうになったりしたものの、ひたすらギアを軽くし続けることで、どうにか家の近くまで帰ってきた。もう真っ暗。走行距離は96kmくらい。ここまできたら記念に100kmに乗せちゃおうか、ということで、ぐるっと近所を一回りして、ぴったり101kmで帰宅。トータルの平均速度21km/h。お、遅い…。途中押して歩いたり、止まりそうな速度で坂を上ったりしたとは言え。買い物時間を含めて7時間くらい掛かっちゃった。

道に迷ったり膝痛を気にしたりしなければ、距離を走ること自体は実はわりと余裕ということは分かったが、元々持久系の運動は苦手で引きこもり気味のインドア人間としては「入り口」に立つだけでもう十分だなと感じた。

そして次の週も一日96km走った自分がいたわけだが。


自転車専用レーン

歩行者・自動車双方から邪魔者扱いされている自転車。まあ事実なのだからしょうがない。その邪魔者を、専用レーンを設けることで歩行者・自動車双方から隔離してしまおうという発想自体は分かるのだが…。

自転車専用レーンが始まるところ 以前にもツッコミを入れたことがある、全く使えない最低の自転車レーンの、始まるところ。レーンが始まる前の歩道部分には「自転車通行可」の標識があるものの、非常に狭く、どう考えても歩行者の通行に支障が出るし、どう見ても要件を満たしていない。自転車通行可とか冗談にも歩道があるでしょ()。良識を持って自転車に乗るのであれば、こんな歩道は徐行しても走れる代物ではなく、当然ながらここまでは車道を走ることになる。けどね…。写真を見れば分かるとおり、ここまで車道を走ってくると、そこから自転車レーンに入ろうとしても、見ての通り強力な縁石とフェンスに阻まれて、入れないんですよ…。その上、自転車レーンの出現によって車道が急激に狭くなっているため、このまま車道を直進すると、背後から来たトラックに潰されることになる(注)。一体どうしろと…。

自転車専用レーンが終わるところ ところ変わって、同じく使えない自転車レーンの、終わるところ。ここから先、自転車レーンは歩道に吸収合併されるのだが、この歩道は幅員こそまあまああるものの、駅前なので人通りが多い。良識を持って自転車に乗るのであれば、こんな歩道は徐行しても安全に走れるとは言い難く、当然ながらここからは車道を走りたいと思う。けどね…。写真を見れば分かるとおり、ここまで自転車レーンを走ってくると、そこから車道に出ようとしても、見ての通り強力な縁石とフェンスに阻まれて、出られないんですよ…。その上、駅に向かう歩道に合流することになるため、このまま歩道に乗り入れると、電車に乗ろうと急ぐ歩行者と接触事故を起こすことになる(注)。ここで自転車を降りて歩くにも、余計に幅を取るので邪魔者がられる。一体どうしろと…。

こんなどうしようもないクズ自転車レーンを整備しておきながら、「自転車は自動車の仲間です」とか、バカなの?…実際は、自転車レーン作ってる人と自転車は車両だよと言ってる人が別々のバカで、そして全く連携が取れてないってところがバカなんだろうけどね。

注)進路変更時、合流時はしっかり後方確認し、必要があれば徐行や一時停止する、という当たり前のことができればそんな事故は起きないのだが、ママチャリで後方確認する人なんてほぼ見たことがない。過去数年間でせいぜい1~2人くらい。レアキャラすぎる。


自転車の左折巻き込まれ事故はこうして起こる

少し前のことだが、自転車で交差点に差し掛かったとき。後方から自動車の加速音。ああ、交差点直前で加速して追い抜いてこちらの進路にかぶせるように左折していくパターンだな、と予想してたら、案の定だった。

のだが、こちらの速度を見誤ったのか(っても15km/h程度のママチャリ速度で走行中だった)、安全確認が不十分なのか、そもそも安全確認なんてしていないのか、まだ完全に並走してる状態なのにこちらに幅寄せしてきた。おいおいあぶねーじゃねえの、と、ブレーキを掛けつつ危険を知らせる&抗議の意味でCピラーあたりをチョットチョット!と叩いてやったのだが…。

なんと、ドライバーのおばさん、気付いてすらいない!こちらを見る素振りすら見せず、そのまま左折していってしまった。これって、私が本当に左折に巻き込まれて接触してガコッと音を立てながら転倒しても、気付かずに走り去ってしまうパターンじゃないのか…?

こういう運転をする奴はマジで○ねばいいのに。まあ実際は別に珍しいことでもなんでもなく、街にはこんな人が溢れかえっているので、自転車側が注意して走るしかないでしょうね。

逆に、交差点手前で自動車が左ウインカーを出して左に寄せているにもかかわらず、背後からその狭い隙間に無理やり入り込んで直進していく自転車!こういう奴もマジで○ねばいいのに。

○の中には漢字一文字とひらがな一文字の計二文字が入ります。


フラットバー用FDをドロップハンドル(STI)で使う

シマノのフロントディレイラーは、ドロップハンドル(STI)用とフラットバー用が完全に別物になっていて、互換性がないという。どうやらワイヤーの引き量が違っていて、フラットバー用(MTB用も同じらしい?)と比べると、ドロップ用のレバーの方が引き量が少ないようだ。Vブレーキとキャリパーブレーキの関係みたいだな。何も知らずにフラットバー用のFDを買ってしまったので(アホ)、これをどうにかしてドロップハンドルで使えないものかと、違いを比べてみた。

フラットバー用とドロップ用のFDアーム長比較 「シマノの」と言いつつ、フラットバー用(画像左)はマイクロシフト製で、しかもミニベロ専用のやつ(取付位置がオフセットされてる、FD-R42H)だけど、構造自体はシマノとほとんど同じなので許してください。ドロップ用(画像右)は、シマノの105(FD-5500)。古すぎて参考にならないと言われそうだけど許してください。さて、比べてみると一目瞭然、スイングアームのピボットからワイヤー固定位置までの長さが違う(=想定しているワイヤーの引き量が違う)。逆に言えば、それ以外は同じっぽい。じゃあ、ワイヤー固定位置を移動すればSTIで引けるんじゃね?ということで、アーム長をざっくり測ってみると…。画像に示してあるとおり、フラット用のFDでも、ワイヤーをボルトの反対側で固定(画像でいうと、ボルトの右側)すれば、ドロップ用とほぼ同じアーム長(赤い矢印)になるじゃないか…!当初はワイヤー固定位置をオフセットする金具でも作ろうかと思ったけど、その必要もないようだ。

ワイヤーを逆位置固定すると干渉しそう しかし仮組みした段階で、ひとつ問題点が発覚。フラット用とドロップ用ではアームの長さだけじゃなく角度も違うために、フラット用FDでワイヤーを逆位置に固定すると、ワイヤーの通り道がチェーンガイドプレート側に寄ってしまう(青色のラインが本来の位置、オレンジ色のラインが逆位置の場合)。すると、赤色の矢印の部分でディレイラーのスプリング部分にワイヤーが当たってしまうのだ。ディレイラーの型が違えばもちろん状況が変わるし、同じFDでも取り付け位置やワイヤーの取り回しによって必ずしも起きる問題ではないかもしれないので一概には言えないが。それに実のところワイヤーが当たっていても変速はできるのだが、まあとにかく当たるのです。

フラットバー用FDをドロップで引いてみた というわけでもうひと工夫を。ワイヤー固定ボルトに5mmくらいのスペーサー(赤い矢印)を入れて、ワイヤー位置を自転車の後ろ方向にオフセットした上で逆位置で固定してみた。スペーサーを入れるとボルトの長さが足りなくなるので、そこらに転がってたボトルケージを固定するポルトか何かを流用している。ワイヤーは2枚のワッシャーで挟んだだけ。固定力は問題ないけど、ワイヤー潰れちゃった…強く締めすぎたか。これでFDのスプリングとワイヤーのクリアランス(黄緑色の矢印)を三次元的に確保。

はたして、これで問題なく変速できました。至って軽快にチャキッと動く。トリム操作もOK。FDの場合、アウター側もインナー側もチェーンガイドプレートが止まる位置は調整ネジによって決められるので、実はワイヤーの引き量というのは、最低限の長ささえあればどうにでもなる気がする。なのでこの状態でシフターの操作に対するガイドの移動幅が本当に適正なのか分からないが(なんとなく普通よりもダイナミックに動いてる印象が)、比較対象がないし…って、よく考えたら、ワイヤーを正位置で固定して本当に変速できないのかとか、なんにも試してなかった…。まいっか。

結論。フラットバー用FDでも、ワイヤーをボルトの逆位置で固定することで、ドロップハンドル(STI)で使用可能。ただし、ワイヤーのラインが変わってFDのどっかに干渉したりする可能性があるのと、ワイヤーの角度的にインナーからアウターへのシフト操作が重くなる可能性がある(ような気がする)。あとマイナーな問題を挙げれば、ワイヤーを逆位置で固定するということは、ボルトを締める方向がワイヤーが緩む方向になるので、ワイヤーがピンと張った状態で固定するのが難しい。ワイヤーアジャスターがあると便利。まあ、言うまでもないけれど“本来の性能”は期待できないと見ておくべきだろうけどね。

逆の場合(フラットバーロードにドロップ用FDを使う)はそもそもアーム長が足りないので、部品でも作らない限り不可…だと思う。

シマニョーロとかやってる人からしたら何を今更な話かもしれないが。クロスバイクをドロップハンドル化しようと思ってる人などは、FD買い直す前に一度試してみては。変速性能が多少悪くても(実際悪いとは思わないが)死にはしないから、そのお金でブレーキを強化するなどした方がよい。フロントトリプルの場合?…誰か試してみてください。


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テーマ : 自転車
ジャンル : 車・バイク

耳をすませば逆走・無灯火・二人乗り

ネットでは散々指摘されてる(たぶん)ことなので、今更ではあるけれど。スタジオジブリ制作の映画、『耳をすませば』(近藤喜文 監督、1995)に出てくる、自転車のシーン。以下のカット(図A、B)はすべて同映画からの引用。

耳をすませば 自転車 無灯火 〈図A〉夜明け前。少年(天沢聖司)が少女(月島雫)を自転車の後ろに乗せて、走りだすところ。あたりはまだ暗いが、自転車のヘッドライト(フェンダーにあるなんてオサレ)は、点灯していないようだ。無灯火で二人乗りである。走ってる場所もこの時点で逆走だが、その点は以下に。

耳をすませば 自転車 逆走 〈図B〉そのすぐ後のシーン。街灯もだけど、トラックのヘッドライトが青白い。完全にHIDの色だ。時代的にハロゲンだろうから、もっと電球色っぽい色にしないと…っておい、自転車の話だったろ。はい、完全に逆走ですね。図Aのシーンからそのまましばらく反対車線のど真ん中を堂々と逆走※1していって、これは正面から走ってきた大型トラックを避けるように右端にスッと寄るところ。どうやら路肩にはほとんど余裕がないようだ。なんという危険行為…。

蛇足的に書くと、聖司が自分の身幅感覚でトラックを避けると、両足が左側に出ている雫はこれ以上避けようがなく、心理的に相当な恐怖を感じるはずだ。それに、2台続けて来ているうちの後続のトラックからは逆走自転車が直前まで見えないので、先行のトラックが直前に避けたりすると、後続のトラックは反応できずになすすべもなく正面衝突、という可能性も十分にあった。よく死ななかったな。劇中のセリフじゃないけど、「奇跡だ」。

というように、無灯火で二人乗りで逆走という、完全3アウトチェンジを犯している。でも、重要なのはそれ自体ではない。この映画はガキの頃に一度ならず観ているはずだが、そのときはこの点に関して全く、微塵も、何も違和感を感じたことがなかった。ちょっと自転車をかじるようになった以降に観て初めて、「うわぁー」って思った。身をもって強く実感したわけだが、昔の私を含め、自転車をかじっていない一般人のほとんどは、このシーンは“自然”すぎて、何かを思うことすらないだろう。まして「それ違反だろ」と野暮なツッコミをする人など皆無だろう。ようするに、その程度の認識なのである。自転車を趣味にしているような一部の人を除けば、みんな「逆走」という概念すら頭にないのだ。二人乗りはさすがに違反だとみんな知っているだろうが、それだって、「学校の廊下を走る」のと同じレベルの“悪いこと”としか思っていない。

この映画に登場する自転車については、『アオバ自転車店へようこそ!(2)』(宮尾岳、少年画報社、2012)内で超~詳しく紹介されている(同コミック内では「瞳こらせば」というタイトルに改変されているが、この映画のことを言っているのは間違いないだろう)が、それによると、この映画の作画監督は、あの『茄子 アンダルシアの夏』(高坂希太郎 監督、マッドハウス、2003)の監督兼作画監督と同じ人物だ。自転車が絡む部分に強いこだわりを持って描かれていることは想像に難くない※2。ということは、このシーンはきっと、明確な意図のもとに、こういう描き方をしているわけだ。二人乗りは演出上必要だとして、ちゃんとライト点けて、左側を走って、安全確認をしてから道路を渡っていたら、それこそ不自然だと。無灯火で、敢えて漫然と逆走してみせることで、見事に少年の“リアル”を描いてみせているのだ。制作者の手腕に感嘆せざるを得ない。

誰か有志で、この映画のバッドエンドバージョンを製作してくれませんかね。聖司と雫は、ここでトラックにはねられ、聖司は即死。雫も意識不明の重体。早朝にこっそり家を抜け出しているため、所持品は何もない。身元が分からないまま病院に運ばれ、誰にも見とられずに息を引き取る。雫がいないことに家族が気づいて慌てだすのは、そのずっと後…。いきなりそのシーンだけじゃなく、2時間の映画の最後がこの結末というのは、相当キツイだろう。夢と希望と可能性に満ちた少年が、悲惨な、それでいてあっけない死を迎えることで、自転車での無灯火二人乗り逆走の危険性を訴え、ルールとマナーを守ることを呼びかける。日本全国の小中学校や交通安全センターで、教材として広く使われることは間違いない。


アオバ自転車店へようこそ!の表紙ではちゃんとライトを点けているところがまた。


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テーマ : 自転車
ジャンル : 車・バイク

自転車横断帯が消滅

自転車横断帯が消滅 いま、都内で(他の地域は知らん)交差点の「自転車横断帯」がものすごい勢いで塗り消されている(実は昨年から「撤去する」という発表はされていたらしいが)。法改正で自転車の路側帯逆走禁止になるのに合わせて急ピッチで作業を進めているのだろうか。まあ、自転車が車両ではなく歩行者の仲間であるかのように錯覚させる元凶のひとつだったから、良いことではある。

素晴らしく絵心のあるイラストで説明すると、
自転車レーンあり交差点今までこうだったものが、
自転車レーンなし交差点こういう普通の感じになる。けど、歩行者用信号の「歩行者・自転車専用」の標識はそのままなので、相変わらず自転車は歩行者用信号に従わなければならないらしい。これによって何が変わるのか。

注:この交差点は、周囲の歩道に「自転車通行可」の標識があるとして見てください。赤い矢印が「自転車に乗って走行」、黄緑の矢印が「自転車から降りて押して歩く」です。

自転車レーンあり直進 今まで、この交差点を直進する時は、こういう無駄な動きをしなければならなかった(矢印が一旦歩道に上がってるけど、これは間違いっぽいのでスルーしてください)。そのため、少しオフセットした位置にある自転車横断帯を渡って再び車道に戻るときに、(後方確認するのは当たり前としても)後ろから直進してきた自動車に跳ね飛ばされる危険が付きまとっていた。

自転車レーンなし直進 それが、こういうふうに、普通に直進できるようになる。これは素晴らしいことだ。これで歩行者用信号に従えというのは違和感があるが。

自転車レーンあり右折1 右折するときも、こういう動きを強いられていたのが(直進の場合と同じ危険がある)、

自転車レーンなし右折1 原付の二段階右折と同じ感じになった。これも地味だけど素晴らしいことだ。地味じゃない変化と言えば…

自転車レーンあり右折2 今までは、右折したいとき、直進方向の信号が赤で右折方向の信号が青だった場合は、左図のように先に右折方向に道路を横切ってから信号を待って直進方向に渡る…という方法で時間短縮が可能だった(…違反じゃないよね?)。

自転車レーンなし右折2 けど、自転車横断帯がない場合、自転車は横断歩道を走れないので、どうしても右折方向に先に渡りたい場合は、自転車から降りて歩かなければならなくなる。横断歩道を避けて通行したら、もちろん車道逆走である。なので、直進方向の信号が赤の場合は、赤信号を2回分待つか、降りて歩くか、二択である。まあ、だから困るっていう類の話ではない。

自転車レーンあり歩道を逆走 問題は、このように、歩道(自転車通行可)を逆走してくる人だ(歩道は左側通行しろとは言われていないので、正確には逆走とは言わないけれど)。

自転車レーンなし歩道を逆走 これからは、歩道(自転車通行可)を逆走してきた人は、横断歩道を渡る時だけ、自転車から降りて押して渡らなければならなくなる。乗ったまま横断歩道を渡ったら違反だし、横断歩道を避けて渡ったら車道逆走である。…歩行者のつもりでママチャリに乗ってる人たちがいちいち守ると思う?

こうなったら、せめて歩道でも左側通行を徹底して逆走禁止にしないとおかしいよね。少なくとも、歩道内に設けられた自転車道(もどき)が相互通行可能なのは絶対におかしい。あの自転車道作った人絶対頭おかしい。さもなくば、「自転車通行可」の歩道の間にある横断歩道は自転車横断可にするしかない。

…上記は道路交通法をちゃんと調べもせずに書いているので、間違いはご容赦ください。気づいた人はこっそり指摘してください。


車両進入禁止(自転車を除く)だけど…

一方通行出口、自転車はどう走る? 一方通行出口です。なので、車両進入禁止の標識があります。が、日本中のほとんど全部の道路がそうであるように、「自転車を除く」となっています。つまり、自転車はこの道に進入することができる。

…が、この道は3車線に分かれていて、左折レーン、直進レーン、右折レーンとなっている。自転車がこの道に進入するとき、キープレフトの原則に則って左寄りを走ると、右折レーンを進んできた車両(これから右折するので、当然右側いっぱいに寄せてくるよね)と正面衝突してしまう。かといって、中央や右寄りを走ったらもっと危険。一体どうしろと。


かもめ☆チャンス

もうしばらく前の話だけどついにというかなんというか完結。なんだかんだ最後まで楽しませていただいた。どうも途中で話がというか作品の主軸が二転三転したように感じていたが、作者のあとがきを読んでパーペキに合点がいった。そいういう意味でこれほどまでに感動したあとがきは今までに例がない。あとがきを読んでからだと、また作品が違って見えるだろう。もう一度最初から読み返したくなった(けど読み返してない)。

かもめチャンス作画崩壊の一例 なんか知らんけどずっと保存してあった画像を見つけたので貼ってみる。ブレーキシューの位置が…完全にリムの当たり面から外れてロゴの部分に被さっている。というか、タイヤの位置がそもそもおかしい。フォークにめり込んでいるようにしか見えん。細かいこと言えばドロップハンドルのリーチがほとんどゼロに見えるのも気になるところではあるが、こんなダイナミックな崩壊を、小さなコマや背景とかならともかく、主人公機の大きい画でやっちゃうのだから…。描いてる途中でアシさん含め誰も疑問に思わないものなのかね。ちなみにリムとシューの位置関係がおかしいのは定番のようで、このコミックの他の巻でもあったし、『シャカリキ!』(曽田正人、秋田書店、1992~)の中でも見た記憶がある。

まあそれはともかく読んでない人はぜひ読んでみてください。



ミニベロ7のジオメトリが…

紺くんのフレームが、雑にいぢり倒しすぎて所々傷やら何やらだらけになってしまっている。自転車としての機能には全く問題ないので別にいいのだけど、密かに毎年思っていたことがある。それは「ミニベロ7に気に入った色が出たら乗り換える」というもの。正確には、買ってパーツごっそり乗せ替えることでフレーム交換する。まあ実際にはビアンキに限らず他のミニベロフレームへの乗り換えも考えていたのだが、やっぱり本命はミニベロ7だった。このちょっとおかしい(後述)ジオメトリが好きなので。

ところがー!サイクルモードも近いので、ふとビアンキの2014年モデルを検索してみたら、とんでもない事実を知ってしまった。2014年モデルからジオメトリが変わってしまっている…!

ミニベロ7ジオメトリ、2014とそれ以前 2014年モデルの画像と、何年だか分からないモデル(たぶん2013年)の画像を重ねてみた。チェレステクラシコ的な色のが2014年モデル、クリーム的な色のが2013年。リアハブの位置を合わせてあるが、見て分かるとおり、2014年はリアセンターが大幅に伸びている。具体的にはたぶん40mm伸びて400mmになった模様(サイクルヨーロッパジャパンのページの情報では360mmのままになっているが)。

これにより、ミニベロ7からミニベロ7に乗り換える案は夢幻と消えた。360mmという何考えてるんだか分からない短すぎるリアセンターが気に入っていたのに。一番軽いギア(ノーマル時の)でペダルを勢い良く踏み込むと簡単にウィリーしちゃうし、急な坂道で強く漕ぎ過ぎると後ろにひっくり返っちゃいそうになるし、9速化した時はチェーンラインが斜めすぎて調整が困難だし、何もいいことないけど、それでも気に入っていたのに。なくなってしまうなんて。おかげで見た目も他のフツーのミニベロと変わらなくなってしまった。

まあ、セオリーからしたらミニベロはホイールベースを長く取るべきだし、正しい進化なのは間違いないのだが。そもそも、ミニベロ7“LADY”の方は、2010年だか2011年だかから既にリアセンターが伸びている。ミニベロ7も後を追うのは当然の流れだろう(むしろどうして同時に変更されなかったのかという)。

ところで、カタログのジオメトリデータってどの程度信頼できるのだろうか?今回に限らず、LADYのリアセンターが(写真を見る限り)伸びたはずの2011年でも、カタログデータでは360mmのままになってたり、わりといい加減な感じがする。そこで、画像から探ってみると…。

カタログデータでは、ヘッド角はずっと変わらず73°、シート角もずっと変わらず74°となっている。が、上の画像から角度を探ってみると、2013年は、ヘッド角74°、シート角74°。そして、2014年は、ヘッド角73°、シート角73.5°くらいのようである。BB下がりはカタログ上は-20mmでずっと変わりないが、画像だと2014年の方がわずかに低くなっているようにも見える。なんだよ全然違うじゃないかよ。もしかしたら毎年細かなところで変更を繰り返しているのかもしれない。画像がどの程度当てになるか分からないが、カタログデータも当てにならないようだ。

しかし、20インチのミニベロのヘッド角が74°って…。73°でも十分おかしいのに。普通のミニベロって70~71°くらいでしょ(ソースなし)。どうりで安定しないわけだ。まあ、それも気に入っている理由のひとつなのだが。

仕方ないからまだしばらく大事に乗り倒すとしよう。

Bianchi MINIVELO-7

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テーマ : 自転車
ジャンル : 車・バイク

自転車×(美)少女のコミック

「ろんぐらいだぁす!(1)」(三宅大志・LONGRIDERS、一迅社、2013)というのを読んだ。この流れって自転車好きな人的にはどうなの?まあいいや。

近頃、自転車と美(?)少女の組み合わせのコミックが乱れ撃ちな気がする。まあその流れは分からないでもない。けど、どうしても解せない点がひとつある。

美(?)少女系自転車マンガだと、たいてい主人公は初心者(というか、自転車に出会うところから物語が始まる的な)で、脇役の中に、既に本格的にロードバイク乗ってます的なキャラクターが何人か出てくるパターンですよね。すると、そんな脇役たちが、揃いも揃ってシュッとシートポストの出たロードバイクにカッコよく乗っているのだ。みんなどんだけ背が高いのかと。しかも、脇役の中には、たいてい相対的に背が高いのと背が低いののコンビがいたりする。これはもう文法なので出てこないとしたら作品の方が間違っている。ところが、その、時には頭1コ分くらいの身長差で描かれる二人が、同じようなジオメトリの自転車に乗っていたりすることも。一体どんな体格なのかと。こういったマンガの画力というか画風でフレームサイズの描き分けまで要求するのは筋違いだとは思うが、せめて裏設定では身長とともにフレームサイズを決めておいて、ニュアンスだけでも表現してはどうかと。乗ってみたい~とかいってでっかい人の自転車にちっちゃい人がまたがってみたらペダルに足が届かなくてジタバタするベタベタなカットを入れるとか。いや、中にはちゃんと設定があって描き分けてる作品もあるかもしれないし、私が気づいていないだけかもしれないけど。

自転車はフレームサイズが大事
背が低い人は700Cロードに乗れない?
上は「のりりん(4)」(鬼頭莫宏、講談社、2012)から。そうです、700Cというサイズは、平均的な身長の日本人女性には明らかにでかすぎるのです。一応アンカーなどから140cm台でも乗れるサイズの700Cが出てたりするが、一見してなんか不思議なバランスだし、本当に小柄な人だと、あるいはサドルのすぐ後ろでタイヤが回っててサドルバッグも付けられない、みたいな状態になりかねない。というか、普通にありうる。その問題に一切触れずに、何が自転車×美(?)少女かと。まあ、そういう現実的なことが描きたいんじゃないのは分かってるのでこんなこと言ってる方がアホなのだけど。そもそもみんな現実とは違うマンガ体型だし、もしかしたら650Cが世界基準になってるパラレルワールドなのかもしれない。

街で見かける本格的な自転車乗りの人(男女問わず)って、スラッと背の高い人の割合が多い気がする。「スラッと」は自転車で達成できるとして、「背の高い」は後天的に達成することが難しいので、それがない人は、きっと「自転車を買おう」とそもそも思わないか、思ったとしても「体格に合った自転車を買う」という入口でつまづいてしまって、「本格的な」世界までたどり着く率が低いんじゃないだろうか。650Cが一般的になれば、もっと多くの人が入口を通過して、体格差にとらわれないという機材スポーツとしての良い面がもっと活きてくると思うんだけどなぁ。ちょっとキレイごと言ってみた。



呪・二度目パンク

予想通り、予報より早く雨が上がって路面が乾いたので、少しだけ空いた時間にミケで買い物に出かけた。

んで、途中で少し回り道をしてちょっとした緩い坂をわざわざ上りに行き(運動のためだからね。ヒルクライムなんて全然楽しくなんかないんだからね)、自分的にいいペースで上り切れそうだぞ、と最後の追い込みを掛けていたところで電話が掛かってきて中断させられ、テンションダウン。

目的地に着いたものの、買おうと思っていたもの(@35円)の在庫がなく、代わりになりそうなものを探すもいまひとついいものが見つからず、あったとしても予算オーバーで、更にテンションダウン。

失意のまま最短ルートで帰路を快走中、後ろからアホみたいにうるさいチャンバー入れたアホみたいな2スト原チャが近づいてくるのが聞こえた。同じ2スト乗りとしてうるさいなー迷惑だなーと思いながら、いや正確には、「排気音」と書いて「エグゾーストミュージック」とルビを振っちゃうコミックを嬉々として読むような私としては、うるさくても心地よい音ならいいのに、実に品のない音だなーと不快に思いながら走っていると、30km/hで走っている私を軽々と抜いていく。両側をビルに囲まれた道路なので下品音が実によく反響して、抜き去る瞬間とそれからしばらくは、周囲全体が爆音で満たされて他に何も聞こえない。と、そのとき。

急に後輪からガタガタと振動が伝わってきた。舗装がかなり荒れてる道だけどさすがにこれはおかしいぞ?と思って後輪を見たらペチャンコ。パンクだ。下品音に包まれていたので何も聞こえなかったし何も感じなかった。まさに突然。

タイヤにネジ刺さったすぐに歩道に降りて見てみたら…。タイヤのど真ん中にネジが見事に刺さってる。写真は少し抜きかけたところだが、当初はタイヤに完全に埋まるところまで刺さってた。くるくる回したらくるくると抜けた。後ろに予定が入ってるから急いで帰らなきゃ。ということですぐそこのマンションの前のスペースが日陰だったのに目を付けて、そこに避難してサクッと修理するかーと思っていたら、30秒もしないうちに奥の方から管理人が現れ、「何かー?」と。事情を説明して、日陰で作業したいから隅っこの方を貸してくれと言ってみたら、「知るかボケー部外者立ち入り禁止じゃー邪魔になるかどうかは問題じゃねんだー」と遠まわしに言われ、致し方なく退散。1本角を曲がったところの歩道の植え込み付近で作業開始。

パンク経験はほとんどないもののタイヤ・チューブ交換はもうだいぶ慣れたので作業自体はどうってことないのだが、さて、携帯用ポンプを使うのは久々だ。果たしてこれでどのくらい空気が入るのか。やってみたのだけど、明らかに全然空気圧足りていないところで挫折。力がなくて押せないんじゃないんだけど、途中で疲れちゃった。気を付ければギリギリ走れるレベルまで入ってれば、途中で自転車やさんにでも寄って空気入れ借りればいいやーと思い、それ以上努力するのをやめた。んで、おそるおそる走ってる途中で2軒ほど自転車やさんを見つけたが、どちらも「空気入れ有料」なのな。もしかしたら英式バルブ用のコンプレッサーが有料なだけで、フレンチバルブでハイプレッシャー対応の手動の空気入れだったら無料で貸してくれるのかもしれないが、今どき空気入れるのに金取ってるスタンスがなんかイヤで、スルー。結局そのまま家に着いてしまった。

帰ってから空気圧測ってみると、360kPaくらいしか入ってなかった。一応ハイプレッシャー対応の携帯ポンプだけど、これで800kPaとかまで入れるのってどれだけ大変なのだろう…。やっぱり普段乗りならCO2ボンベ持ち歩いたほうが便利だし、ロングライドなら多少大きくてもフロアポンプとして使える携帯ポンプ持ってった方がいいな。超小型携帯ポンプの存在意義って…。あ、ビードにチューブ挟んでないか確認するのにポンプで少しだけ空気入れられた方が便利か。



小ネタ3 キャリパーブレーキ用ワッシャー

少し前までは自転車3台持ちで全部Vブレーキ仕様なんて状態だったが、現在は実質2台持ちでどちらもキャリパーブレーキ。大いなる転換である。で、このキャリパーブレーキ、Vブレーキに比べて片利き調整が簡単でいいのだが、いざずれてしまうと、ホイールをたわませるほど強い力で片利きになってしまうという問題がある(Vブレーキの場合は強く握れば結局両方が利くので、片方のシューが常にリムに当たってるようなことにならない限り実害はないと思う)。で、几帳面に合わせるのだけど、どうもリアだけ微妙にずれることが多く(2台ともフロントは一切ずれないのにリアがずれる)、解決策を探していた。というか、ギザワッシャーを入れる以外に解決策なんて知らない。

キャリパーブレーキのギザギザワッシャー 右上が、6600アルテグラの、なぜかリアにのみ付属していたギザワッシャー。フロントはツルツルのワッシャーが付いてた。右下は、メーカー不明。 某自転車店でタダでもらった。左上は、7800デュラエースのワッシャー。6600アルテグラと径は同じだけどギザギザが細かい。あと仕上げもキレイ。左下は、7900デュラエースのワッシャー。なぜか一回り小さい。これらを駆使して、キャリパーブレーキのズレを防ぎます。

ところで、フロントは一度合わせちゃうとまずずれることはないのに、なぜリアだけそんなにずれるんだろう…と色々観察していて初めて気付いたのだが、空車状態、乗車状態、乗車状態でなおかつ片方のペダルに足を掛けている状態、それぞれで、ブレーキのセンターが違う。つまり、力を掛けるとフレームが微妙にたわむので、空車状態で片利き調整をしても、自転車にまたがった状態でチェックすると微妙にずれて見えるのだ。そりゃそうだ、ナディに乗ってたとき、Vブレーキ化でリアのブレーキシューとリムのクリアランスが狭くなってから、ダンシング時にリムとシューがこすれる音がしてたくらい、クロモリフレームはたわむものなんだから。じゃあ、厳密に合わせるにはどうしたらいいか。たぶん、乗車状態で左右のペダルに均等に力を掛けた状態でセンターに合わせるのが正解だと思うけど、直進でペダル止めてブレーキングするときに、どちらかのペダルに多めに体重を掛ける明確なクセがある人なら、その状態で合わせるのが最も効率的だろう。…ってそこまでやるほど差が出るとは思えないので、あくまで理屈の上での話である。

紺くんのリアブレーキ(MICHEのロングアーチ)は、7900デュラ用ギザワッシャーを挟むことで、ずれることはなくなった模様。ミケのリアブレーキ(6600アルテグラ)は、純正ギザワッシャーから7800デュラ用ギザワッシャーに交換して、様子見。そもそも実用上問題になるほど極端にずれることはないのだが、頻繁にチェックしていたせいで、ごくわずかなずれが気になってしょうがない。問題が解決するのが先か、だんだんどうでもよくなるのが先か。


小ネタ2 キャリパーブレーキクイックリリース(開放)レバー

すごくどうでもいいことなのだけど、シマノ他のキャリパーブレーキについてる、クイックリリース(開放)レバー。アホなもので、ホイール外したときなどに、これを上げたまま戻し忘れてることがあった。ショップに預けて返ってきたとき上げっぱなしだったなんてことも。それに、もしかしたら、何かに引っかかって知らないうちにレバーが上がっちゃう場合だってあるかもしれない。Vブレーキの開放状態と違って、ブレーキが全く利かなくなるわけじゃないし、一度でもレバーを握れば気付くのだけど、万一気付かずに走り出して、直後にブレーキの利きが生死を分かつような場面に出くわしたら、このレバーひとつで死ぬかもしれない。

キャリパーブレーキ開放レバー そこで、レバーが目立つように赤くしてみた。ヒートシュリンクチューブを巻いただけだけど。これでレバーが変な方向むいてても気付きやすくなる…といいな。ていうかそのくらい常にチェックするのが当然だし普通に気付けよという話だが。


小ネタ1 サドル後退幅目盛り

ロードバイクに乗り始めるとやがてポジションをミリ単位で合わせるようになるようだが(私はフィッティングで出た数値に几帳面に合わせてみているものの合わせること自体が目的化してしまっていて数ミリの違いなんて体感できない。ダメなパターンである)、サドル後退幅は、バイクを水平かつ垂直に置いて、サドル先端(正確には、サドル先端からクランクの厚み分だけ真横にオフセットした位置)から重りのついた糸を垂らして、BB中心から糸までの距離を測る必要があるので、特にめんどくさい。

サドル後退幅目盛り そこで。トップチューブにサドル後退幅を決めるための目盛りを貼ってしまおう。こうすることで、次からはバイクを水平に置ける場所と、サドル先端からトップチューブまで届く糸と重りを用意すれば、比較的簡単にサドル後退幅の測定・設定ができてしまう。糸が短い分振れが少ないので、上述の方法に比べて作業は思いのほか簡単になる。

この目盛りラベルの位置の決め方。まず、バイクを水平に置いて、スパイダーアームの1本が地面と水平に後ろを向くようにクランクを回す。次に、トップチューブからクランクまで届く長さの、重りのついた糸を用意して、前述のスパイダーアームのチェーンリングボルト中心を糸が通るよう、トップチューブから糸を垂らす。そしたら、トップチューブ上の、糸のスタート位置に印をつける。ああなんて簡単。なのになんて分かりにくい説明。この印の位置が、BB中心から、チェーンリングのPCDの半分だけ後ろにオフセットした位置となる。シマノのノーマルクランクだったら65mm、コンパクトクランクだったら55mm。しかも、かなり正確。成人男性だったらそのままサドル後退幅になりそうな数字だが、この印から前後20mmくらいの長さの目盛りを貼っておけば、大抵のセッティングは出せてしまうのではないだろうか。私の場合は、IKEAに置いてある紙製メジャーを小さく切ってマスキングテープで貼っただけ。

って、やってみてから気付くのだけど、ポジションなんて一度は数字で合わせても後は「もうちょっと後ろ」とかアナログに動かすものだし、サドル自体を交換するのでなければサドルのレールに付いてる目盛りで微調整はできるし、サドル自体を交換すると絶対的な数字はほとんど意味がなくなるので、実はあまり活躍の場がないのであった。役に立つとすれば、“今のサドル後退幅が何ミリか”がすぐに分かるので、記録に残しやすいこと。それだけ。


【み】シートピン折れた

シートピンが折れた シートピンが折れた。しっかり締めてるつもりなのに、しばらく(数百kmとか)乗ってる間に1mmくらいシートポストがずり落ちてた。それで、出先で携帯工具を使ってこれでもかーというくらい(携帯工具だと力加減が分からない)増し締めしたら、締めすぎたらしくパキンと。家まで数キロだったからずっとダンシングで帰った。

Iシダで話をしてみると、フレームを保護するために折れるんですよー、と。シートピンが折れるくらいならまだいいけどフレームが逝っちゃったらダメージでかいですからね、と。それはそうだ。にしても、アルミのシートポストがずり落ちるなんて。そしたら、カーボンパーツ用のコンパウンド使えば効果あるかもしれないですねーと、試供品みたいなのをくれた。ありがたや。

シートピンが新しくなった で、いきなり直った。前と同じMICHEのピン。ナット側にくるくる回っちゃわないための突起がないタイプ(カンパタイプというらしい)って、あんまり種類がないみたい。これが、購入当初はナット側の六角穴の底にバリが残っててボルトが奥まで入らない状態だった(このままだとクランプを締める力がギリギリ働かないかもというレベル)ので、タップを切り直した。もしかして今まで使ってたのも同じ理由でボルトが途中で止まっちゃってて締め付ける力が不足していた…?可能性はあるけど確認する術がない。まずはシートポストとシートチューブの内側を一旦脱脂して、シートチューブの少し奥の方にセラミックグリスを塗る。そしてシートポストを挿していって、残り1~2cmくらいのところまで入れたら、ポストにカーボン用コンパウンドを塗る。これ、本当にザラザラしてる。で、元の高さまでポストを入れたら、シートピンのボルトにもセラミックグリスを塗った上で、締める。タップを通したためか、なんかスムーズに締まる感じが。更にはグリスを塗ったネジは締め付けトルクがダイレクトに反映されるのでうっかりしてるととんでもない力で締めてしまいがち(私の場合)なので、また折ったらアホだしそこそこの力で締めて終了。

その後、数十kmは乗ったけど、今のところシートポストが沈む気配はなし。さすがに今度こそキッチリ止まってくれたようだ。


10速化その後 9速用ディレイラーのままで

三毛のコンポを10速化した際、フロントディレイラーとリアディレイラーは9速用のままにした(あとクランク・チェーンリングも)。リアディレイラーは全く問題なく機能しているものの、フロントディレイラーがちょっと違和感。インナーからアウターへの変速がスムーズじゃない。そこで、フロントディレイラーだけ10速用にしようかとも考えたけど、調整を見直してみた。

10速コンポに9速用フロントディレイラー 事前の予想で、アウタートップのときにチェーンとフロントディレイラーのガイドの隙間が0.7~1.2mmに調整すれば変速性能が保たれるのではないか(FDの説明書の指定は0~0.5mm)、と考えていた(考えていただけで実行していなかった)が、これを、様子を見ながらやってみた。結果、画像のような状態に。クリアランスは2mmはないけど1.5mmくらいはありそうかな?という感じ。

そして走ってみると…。なんとまあ、当初若干もたついていたのが嘘のように、チャキッ!と変速する(たまにクランク1回転以内のシュルルルチャキ、というときがあるのは許容範囲と考える)。オール9速コンポでバッチリ調整(※素人基準)していたときと遜色ない感じだ。これなら10速用のFDなど要らない。このままで行こう。この程度のクリアランスなら、アウター使用時に多少チェーンが暴れようが外側に脱落するってことはさすがにないだろう。ちなみに、インナーロー時の位置とトリム調整は特にいじってない。

結論。10速化に際して交換が必要なのは、シフターとスプロケとチェーンのみ。フロントディレイラーもリアディレイラーもクランクもチェーンリングも9速用のままでOK。まあ、メーカーが意図した性能には及ばないのかもしれないが、街乗リストには関係あるまい。

もしくは、フロントディレイラーの内側ガイド(チェーンをインナーからアウターに押し上げるプレート)の内側に厚さ0.7mmくらいの板を貼り付ければ10速対応になるか…って、そこまでやるならディレイラー交換する方がいいか。


Minits Lite PT 寿命

ちょうどタイヤ交換(というかホイール交換というか)しようと思って、ホイールを外してみたら…。

Panaracer ミニッツライトPT リアタイヤがこんなことになってた。トレッドがぺろっとはがれ落ちてカーカスというかケーシングというかが見えている。トレッドがすり減ってこうなったわけではない。こんなのが2箇所もあった。フルフェンダー装着してるとリアタイヤのトレッド面って日常的にほとんど見ることないでしょ、なので気付かなかった…。もう少し放置してたらタイヤバーストして死ぬところだった。

406サイズでの定番、PanaracerのパセラコンパクトとかKENDAのKWESTとかはわりと長持ちする(もし長持ちしなかったらクレーム入れてよし)タイヤだが、ミニッツライトPTは、レース用コンパウンドを使用した(走りの面での)高性能タイヤなので、長寿命は期待できない。場合によっては半年くらいで交換が必要となる場合もあるのだとか。街乗りチャリに使用した私がバカだとしか言いようがない。それでも1年半近くノートラブル(パンクなし)だったので、よく頑張ってくれた方なのだろう。

教訓。磨耗がそれほど進んでいなくても、トレッドにひび割れが目立つようになってきたら交換しましょう。個人的には、オープンサイドのタイヤなのにサイドのケーシングよりトレッドゴムが先にダメになったのが意外だった。


ステムからパキパキ音 ― GIOSのスレッドステム

三毛を組み上げてわりとすぐ、まだ試走段階だったとき、突如ステムから異音が発生。ダンシングでステムにねじり方向の力が掛かると、ステムのクランプあたりから、パチチというかチリリというかピキキというか変な音がするときがあった。当初は初めて自分で組んだということもあってあらゆる可能性を疑ったけど、やはりステムのクランプという結論に至った。

増し締めしても直らないし、クランプとハンドルの接触部分にグリスを塗って締め直してみても直らない。けど、試しに別のステム(プロファイル)に交換してみたら嘘のように解消。そして、ステムを戻すとまた鳴る…。しかも、ダンシング時の剛性感が、プロファイルのほうが段違いに硬い。ジオスは、なんだか異様にしなるのだ。こんなのパワーのある人が使ったら折れるんじゃないか、というくらい。

GIOS純正ステム ところが、外してよくよく観察してみたら、予想外の事実に気付いた。2本のクランプボルトのうち、前(進行方向)側のボルト穴が浅くて、いっぱいまで締めてもクランプの隙間がわりと残るのだ。後ろ側のボルトは、クランプがぴったり接するまで締まる。オープンクランプの場合は両側の隙間が均一になるように両方のボルトを均等に締めるのがセオリーって思ってたから、その通りにしていたが、どうもそれだと前側のボルトが底突きして、トルクを掛けてもクランプを保持する力が十分に発揮されていなかったようだ。画像のように、後ろ側がほとんどピッタリ付きそうなくらいに締めて、あと均等にトルクを掛けたら、パキパキ音が一瞬にして消えた。ステムの剛性も上がったような…。もしかして単に締め付けが不足していただけ?

気のせいでなかったら恐ろしいことである。でも、仮に1本が底突きしてても、もう1本に十分なトルク掛けたらちゃんと保持されないのかなぁ。あと剛性に関しては、2本締めクランプだと4本締めと比べてローリング方向の剛性が弱そうだから(ハンドル本体の剛性次第だが)、クランプの隙間の片方が面で接した方がローリング方向に関して剛性が上がるとかあるのかなぁ。素人なので全然分からない。

それでずっと異音フリーな時を過ごしていたのだけど、しばらくして異音再来。ボルトが緩んだわけじゃなさそうだし、今度こそ原因不明。それでこの機にステムを交換してしまうことになる。

何にしてもステムの破損≒人生終了なので、ちゃんとしたものを、ちゃんと使いたいものです。


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