スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

フラットバー用FDをドロップハンドル(STI)で使う

シマノのフロントディレイラーは、ドロップハンドル(STI)用とフラットバー用が完全に別物になっていて、互換性がないという。どうやらワイヤーの引き量が違っていて、フラットバー用(MTB用も同じらしい?)と比べると、ドロップ用のレバーの方が引き量が少ないようだ。Vブレーキとキャリパーブレーキの関係みたいだな。何も知らずにフラットバー用のFDを買ってしまったので(アホ)、これをどうにかしてドロップハンドルで使えないものかと、違いを比べてみた。

フラットバー用とドロップ用のFDアーム長比較 「シマノの」と言いつつ、フラットバー用(画像左)はマイクロシフト製で、しかもミニベロ専用のやつ(取付位置がオフセットされてる、FD-R42H)だけど、構造自体はシマノとほとんど同じなので許してください。ドロップ用(画像右)は、シマノの105(FD-5500)。古すぎて参考にならないと言われそうだけど許してください。さて、比べてみると一目瞭然、スイングアームのピボットからワイヤー固定位置までの長さが違う(=想定しているワイヤーの引き量が違う)。逆に言えば、それ以外は同じっぽい。じゃあ、ワイヤー固定位置を移動すればSTIで引けるんじゃね?ということで、アーム長をざっくり測ってみると…。画像に示してあるとおり、フラット用のFDでも、ワイヤーをボルトの反対側で固定(画像でいうと、ボルトの右側)すれば、ドロップ用とほぼ同じアーム長(赤い矢印)になるじゃないか…!当初はワイヤー固定位置をオフセットする金具でも作ろうかと思ったけど、その必要もないようだ。

ワイヤーを逆位置固定すると干渉しそう しかし仮組みした段階で、ひとつ問題点が発覚。フラット用とドロップ用ではアームの長さだけじゃなく角度も違うために、フラット用FDでワイヤーを逆位置に固定すると、ワイヤーの通り道がチェーンガイドプレート側に寄ってしまう(青色のラインが本来の位置、オレンジ色のラインが逆位置の場合)。すると、赤色の矢印の部分でディレイラーのスプリング部分にワイヤーが当たってしまうのだ。ディレイラーの型が違えばもちろん状況が変わるし、同じFDでも取り付け位置やワイヤーの取り回しによって必ずしも起きる問題ではないかもしれないので一概には言えないが。それに実のところワイヤーが当たっていても変速はできるのだが、まあとにかく当たるのです。

フラットバー用FDをドロップで引いてみた というわけでもうひと工夫を。ワイヤー固定ボルトに5mmくらいのスペーサー(赤い矢印)を入れて、ワイヤー位置を自転車の後ろ方向にオフセットした上で逆位置で固定してみた。スペーサーを入れるとボルトの長さが足りなくなるので、そこらに転がってたボトルケージを固定するポルトか何かを流用している。ワイヤーは2枚のワッシャーで挟んだだけ。固定力は問題ないけど、ワイヤー潰れちゃった…強く締めすぎたか。これでFDのスプリングとワイヤーのクリアランス(黄緑色の矢印)を三次元的に確保。

はたして、これで問題なく変速できました。至って軽快にチャキッと動く。トリム操作もOK。FDの場合、アウター側もインナー側もチェーンガイドプレートが止まる位置は調整ネジによって決められるので、実はワイヤーの引き量というのは、最低限の長ささえあればどうにでもなる気がする。なのでこの状態でシフターの操作に対するガイドの移動幅が本当に適正なのか分からないが(なんとなく普通よりもダイナミックに動いてる印象が)、比較対象がないし…って、よく考えたら、ワイヤーを正位置で固定して本当に変速できないのかとか、なんにも試してなかった…。まいっか。

結論。フラットバー用FDでも、ワイヤーをボルトの逆位置で固定することで、ドロップハンドル(STI)で使用可能。ただし、ワイヤーのラインが変わってFDのどっかに干渉したりする可能性があるのと、ワイヤーの角度的にインナーからアウターへのシフト操作が重くなる可能性がある(ような気がする)。あとマイナーな問題を挙げれば、ワイヤーを逆位置で固定するということは、ボルトを締める方向がワイヤーが緩む方向になるので、ワイヤーがピンと張った状態で固定するのが難しい。ワイヤーアジャスターがあると便利。まあ、言うまでもないけれど“本来の性能”は期待できないと見ておくべきだろうけどね。

逆の場合(フラットバーロードにドロップ用FDを使う)はそもそもアーム長が足りないので、部品でも作らない限り不可…だと思う。

シマニョーロとかやってる人からしたら何を今更な話かもしれないが。クロスバイクをドロップハンドル化しようと思ってる人などは、FD買い直す前に一度試してみては。変速性能が多少悪くても(実際悪いとは思わないが)死にはしないから、そのお金でブレーキを強化するなどした方がよい。フロントトリプルの場合?…誰か試してみてください。


--
追記。その後の調べで、ワイヤーをわざわざ逆位置で固定しなくても、普通に正位置で固定した状態で全く問題なく変速できることが判明。体感上の変速性能は変わらないし、レバーの動きに対するディレイラーのアクションは、なんとなく正位置固定の方が自然に思える(主観)。事前に得た情報では、フロントトリプルの場合だけど、フラットバー用FDをSTIで引くと、3枚のギアのうち2枚(アウターとミドル、もしくはミドルとインナー)しか使えないくらいに絶対的にワイヤー引き量が足りない、とどこかで見たのだけど…。ダブルとトリプルでは状況がまったく違うのだろうか。

今回試した組み合わせは、シフターが9速のティアグラST-4400、ディレイラーがマイクロシフトFD-R42H、クランクがデュラエースFC-7700。チェーンリングは53-39Tだけど詳細不明(たぶん9速で5500か6500)。…組み合わせがめちゃくちゃすぎて何の参考にもなりませんな。

関連記事

テーマ : 自転車
ジャンル : 車・バイク

コメントの投稿

非公開コメント

検索フォーム
カテゴリ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール

inne

Author:inne
 

登場人物
147
ポコ
プント
バル
【紺】紺くん
【凸】凸守
【チ】チネ夫
【み】三毛
【撫】撫肩号(ナディ)
【ミ】ミロス


RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。