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ロードエンドというもの

ロードエンドというもの 古いクロモリフレームに見られるロードエンドというやつ。元々は昔使われていた縦型ディレイラーでスプロケとの距離を調整するための機構らしいが、横型ディレイラーが使われる今では特に意味はなく、「リアホイールが真っ直ぐになるようフレーム精度の狂いを微調整をするためですキリッ」とプロショップの人間ですら語ることがあるようだ。んなこと言ったら「ロードエンドがついてる=フレームの精度が悪い」という意味になってしまうではないか。昔は数センチの調整幅があったようだが、途中から写真のもの(80年代くらいのパナモリ)のように調整幅が狭くなり、これはショートロードエンドと呼ばれるようだ。それこそ精度の微調整か、リアセンターの微調整にしか使えないような気がする。というわけで今では特に機能面で意味はないものの、「クロモリフレームにはロードエンドだろ」という一種の美学のようなものとして現在でも生き残っている。

のだが、これがあるせいで、「強く踏んだときに後輪の軸がずれる」というトラブルに悩まされることになるわけである。中古のクロモリフレームを見ると、非常ォ~に高い確率で、リアタイヤが左チェーンステイの内側に擦れた跡が見られる。ペダルを強く踏み込むと、スプロケが前に引っ張られる力が働き、ハブの右側が前にずれてホイールが左を向き、タイヤが左側チェーンステイに擦れる、ということである。逆方向にずれることはない。ネットを漁ると、同様のトラブルに悩んでいる人の多いこと…。

私も例に漏れず、乗り始めた当初は悩まされた。ド素人の貧脚ですら、ふとした瞬間にずれるのである(タイヤがフレームに擦れるほどではないが)。んで、どうしたものかと解決策を求め、ネットの噂を探して実践してみては失敗し、の繰り返し。その記録をまとめておく。

■クイックリリースレバーではなく、アーレンキーで締めるタイプのスキュワーを使うとずれない?
→んなことはない。そもそもそういうタイプのスキュワーは盗難防止のほか軽量化を目的としており、高い確率でナットがアルミでできているため、締付トルクに制限があってそんなに強く締められない。あとクイックレバーの締付け力なめんな(測ったことないけど)。
■レバーが両持ち式になってるカンパのクイックは片持ち式(シマノ全般や、古いカンパ)と比べて強く締め付けられるからずれない?
→んなことはない。それを信じて両持ち式のカンパのクイックを強めに締めてたら壊れたという事件が。結局レバーの長さが変わらず、それを手の力で締めるのだから、片持ちだろうと両持ちだろうと締め付ける力は変わらない。
■レバーを受ける台座部分に樹脂が使われているクイックは固定力が弱い?
→んなことはない。いや、あるかもしれないが、結果として大差ない。そもそもレバーを締めても、この樹脂が潰れて変形するほどの力は掛けられない。というか、変形するような弱い樹脂は使われていないと思う。固定力に差があるとすれば、カム(?)がどの程度偏心しているかによるのだろうけど、結局手の力で締められる範囲でしかないから結果は同じだろう。
■まずレバーで締めてから、レバーを(ネジが締まる方向に)少し回転させて増し締めすると、強く締められる?
→んなわけねーだろ。アホか。クイックのレバーの長さなんてアーレンキーと比べたら全然短くて、回転させたところで大したトルクも掛けられないのに、それが回るということはそもそもレバーを締めた時点でしっかり固定できていないということだ。それにレバー側の台座の内側(フレームと接触するところ)にも滑り止めのギザギザがあるし、レバーを持って回転させたらそのギザギザがフレームのエンドと擦れて双方を傷めるだけだろうが。ちゃんと締まっていればレバーを回そうとしても簡単に回ることはない。
■昔のクイックの方が固定力が強かった?
→それはあり得る。昔のクイックはボディからナットからぜんぶ鉄でできてたもんね。今のクイックはシャフト(鉄だったりチタンだったり)を除いてほとんどアルミで、部分的に樹脂も使ってたりするし。けど、カムの改良であったり、素材の進化だってあるから、一概にそうとも言えない。比べてみると古いクイックの方がレバーを締めたときの剛性感は頼りなかったりするし、昔のクイックなんて全然固定力弱かった、と断言するプロショップの人もいた。

というわけで、ネット上の噂は全部ダメでした。以上。

じゃなくて、ちゃんと答えは見つけました。なんのことはない、「ナットの内側(フレームと接触する面)のギザギザが鉄製であればなんでもOK」でした。ギザギザの部分がアルミでは、クロモリの(そして多くの場合メッキされている)エンドにはまるで歯が立たないから、ずれやすい。いや、でもいくら鉄製のギザギザでもメッキされた鍛造エンドには食い込まないんじゃないの?という気もするが、古いフレームのエンドにはだいたいクイックのギザギザの跡がついてるし、きっと噛むのでしょう。

クイックリリースいろいろ一番右、アーレンキーで締めるタイプのクイック。こういうのはたいていナットがアルミ製だからNG。そのとなり、カンパのクイック。レバーが両持ち式のやつで、力いっぱい(それこそ壊れるまで)締めたらまあまあ固定力はあったけど、ナットがアルミ製で、これもやっぱりずれる。真ん中、デュラエースのクイック。ナットの表側はアルミだけど、フレームに触れるギザギザ部分と、シャフトのネジを受けるネジ山部分だけは鉄でできていて、非常に固定力が強い。さすがシマノ。アルテグラ以下も基本的に構造は同じだけど、比べるとデュラエースのものはギザギザが細かくなっている。芸が細かいなあ。さらにそのとなり、よくあるフツーのクイック。ナットの表側は樹脂だけど、ネジ山とギザギザは鉄になっているので、十分な固定力がある。一番左、よくあるフツーのクイックのレバー側。カムを兼ねたレバーを支える台座が一部樹脂製だけど、ナット側のギザギザが鉄でできてさえいれば何の問題もない。昔のクイックは、ナット全体が鉄だったので、当然問題ない。

ロードにもスルーアクスルの波が訪れようとしている今になって何を言っているんだかねえ。


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