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DANCELLIバイク

DANCELLI。カタカナだとたいてい「ダンチェリ」と書かれるが、発音的には「ダンチェッリ」の方が近いのかも。個人的には、日本語の「ッリ」は発音しにくいので、後ろアクセント感を表現しつつ日本語的にも不自然じゃない「ダンチェーリ」表記がいいんじゃないかなーと思ったりするのだけどまあどうでもいいや。しかし、全然聞いたことのないブランドだ。というか、「DANCELLI」でネットで検索すると、日本語のページがほぼヒットしない。日本は非DANCELLI的世界なのだ。けど、海外(といっても英語以外読めないので英語圏に限る)のサイトでは色々語られてるようだし、ヴィンテージ自転車のお店で販売もされてるし、画像はそれこそ大量に出てくる。日本にあまり入っていないだけで、決して超マイナーな少量生産ブランドではないらしい。そんな海外サイトでかじった話によると、当初はコルナゴかエディ・メルクスが作ったフレームにダンチェーリの名を冠して(つまりOEMみたいなもん?)売られていたとか。で、後にビラートが作るようになったんじゃないかなぁ(推測)、くらいしか情報が見つからない。確かな情報が存在しないか、あっても私が読めていないが、ようするにいわゆる自社生産のビルダーではないようだ。イタリアは小規模な(個人?)ビルダーがたくさんあって、同じブランドのフレームでもあっちで作ったりこっちで作ったり、ということが普通にあるらしい。

そもそもダンチェーリというのは60~70年代に活躍した選手の名前で、このフレームにも「Michele Dancelli」のシグネチャー(のシール)が入っている。コルナゴのフレームに乗ってメジャーなレースで勝利したようなので(コルナゴの歴史に名前が出てくる)、コルナゴが作っていたという話は本当かもしれない。まあなんでもいいのだけど、何だか分からないまま乗ってるのもあれなので、何か知っている人がいたらぜひ情報ください。

仕上げについて。フレーム全体にメッキを掛けた後、フロントフォークとチェーンステイ、エンド部などを残して上から塗装しているらしい。メッキの上の塗装は剥がれやすくて困る。あちこち剥げてたので、タッチペンで補修した。使った色は、まさかの「いすゞ」純正色、「ライトニングイエロー」。まあ、遠目から見れば分からないくらいに近い色ではある。2色塗装で、ロゴ類はすべてステッカー。コルナゴの芸術的なペイント仕上げとは似ても似つかない簡素なものだ。けど、ラグが三角形に肉抜きされていて、その三角形やメッキとの境界線に金色で墨入れがしてあったり、フォークの肩に「D」のロゴ、シートステイのエンドに筆記体の「D」の刻印があったり、それなりに手の掛かった作りのようだ。コロンバスのシールがあるのでパイプはコロンバスらしいけどそれ以外の情報がない。というかあっても私には分からない。重量はちゃんと量ってないけどクロモリの中でも軽い方ではない。シートポストが26.4mmであることからも肉厚なことが分かる。

DANCELLフレームジオメトリについて。当然ながらなんもデータがないので実測するしかないが。まず、ホリゾンタル度だが、ロードエンドのフレームだと、リアハブを固定する位置で高さも微妙に動くでしょ。このバイク、調整ネジを取っ払ってリアハブをめいっぱい後ろに引いてセットしたときにトップチューブがホリゾンタルになる設計のようで(注:後にこの推測はまるで見当外れであることが判明する)、エンドを目いっぱい前寄りにしてる(それが普通だと聞いたけど合ってるかなあ)と、微妙に逆スローピングになる。といっても勾配は1%かそこらなので、見た目には全く分からないが。そして、キャスター角。これもエンド調整の影響を受けるが、現状どう見ても73度より立ってるぞ。ちゃんとした測定器具ないのでおおよそだが、73.3~73.5度はありそうだ。73°角のステムが前下がりになってしまうこの残念感。ハンドリングはさぞかしクイックに違いない…と思いきや、詳しくは後述。シート角は測ってないが、サドル後退幅の調整が厳しいことから判断する限りではあまり寝ていないようだ。リアセンターはエンドを前寄りに調整して408mmか409mmといったところ。リアタイヤとシートチューブのクリアランスはストドロエンドのフレームと比べるとまあまああるように見えるけど、タイヤがギリギリ外せるレベルなのでロードエンドとしては詰めている方ではないかと。あと気になった点といえば、フロントブレーキがノーマルアーチだとシューをめいっぱい下げてギリギリ調整できるくらい、フォーククラウンからリムまでの距離が遠い。それと、リアブレーキの取り付け穴が、目視ではっきり分かるくらい明らかに横にズレてる。まあ片利き調整をすればいいだけの話なので特に問題はないけど、こんな部分にこんなに製造誤差が出るなんてありえるの?仕様?全体としてはそんなに精度の悪いフレームではなさそうなのだけど(ショップでざっくり見てもらった限りでは)。

乗ってみて。比較対象となるのがシクロクロスであるところのナディしかないのだが、ホイールやタイヤその他もろもろほとんど載せ替えなので、フレームの違いをわりとはっきり比較することができたはず。まず、上で少し触れたが、ハンドリング。フォークオフセットが不明だが、73°超のヘッド角から想像する限り、72°のナディと比べるとさぞかしクイックなのだろう…と思いきや、直進性はすこぶる良好。手を放してわざとふらつかせてもハンドルがセンターに戻ろうとする強い意志を感じる。かといってハンドリングがモッサリしている感じではなく、曲がろうと思えばクイックイッと思い通りに曲がってくれる(と言いたいけど街を走るだけだとハンドリングの特性なんて全く分からないよ実際)。これがロードバイクというものか。そして、ナディはクロモリフレームながらアルミフォークだったので、クロモリフォークのコイツは更にしなやかな乗り心地を味わわせてくれるのかと思いきや、わりとソリッド。フロントブレーキを強く掛けたときのフォークのしなりとか、明らかにナディより硬質な感じがする。細かな振動は取ってくれるし「硬い」感じはしないけど、剛性感を強く感じる。あとは、ナディよりリアセンターが10mm以上短いので、加速時の反応は良いのかと思いきや、ナディの方が若干良かったような…。ほとんど差はないけれど(ナディでホイールを交換したときに感じたはっきりとした差と比べたら誤差も誤差、ほぼ気のせいレベル)。掛かりの良さはハンガー下がりの違いもあるかもだけど、ざっくり測ったところ、66mmくらいしかなさそうなので、シクロクロスのナディ(たぶん65mm)とほぼ変わらない。ハンガー下がりもリアエンドの位置で変化するので、エンドを目いっぱい後ろにしたときに68mmか70mmになる設計なのかな。

まとめると、事前に想像していたことと全部違った。自分の浅はかな知識が全く役に立たないことが分かった。でもとりあえずは好印象。これがクロモリのロードバイクというものかぁ。

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