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下ハンドルを発見

今頃になって、「下ハン」というものを開拓した。今までは「下ハンなんて本気で速く走りたいガチな人だけが使うもの。それ以外で使うのは見栄」なんて思ってた。で、「ブラケットポジションがドロップハンドルの基本」という、どっかで見聞きした言葉を文字通り以上にとらえて、ブラケット位置が快適になることだけを考えて(あと見た目とのバランス)、ハンドル角度などもろもろを調整していた。けど、そうすると下ハンポジションでは少し無理が出てしまう場合もあるのだが、まあ滅多に使わないしいいや、とそのままにしていた。が、とある茅ヶ崎のオッサンが書いた本を流し読みして、たしかに下ハンを使わないなんてせっかくのドロップハンドルを無駄にしてるよなあと思い直したわけで。というのは建前で、実際は、整備のためショップに自転車を預けるに際して、ちょっと見栄を張るだけのつもりで、下ハンもちゃんと使ってますよ~というふうに見えるポジションに調整してみただけ、というのが始まり。

下ハンドルのことも考えてハンドル角度を といってもハンドル角度を少し下げただけだが。今までは、ブラケットらへんが水平(正確にはちょっと前上がり)になることを目指してすべてを調整していた。それが一番快適だと信じていたし、実際快適だった。けど、このハンドルバーにこの時代のシフトレバー(ST-5500)ではそもそも設計上無理があるので、なんかちょっとおかしいことになっているわけだ。ブラケットとハンドルの継ぎ目の「谷」を少しでもなくすべく、バーテープの小さい切れ端を2枚ほど貼った上からバーテープ巻いたりしてるので、その分レバーまでのリーチも遠くなってしまっていたりするという無茶っぷりである。で、そのへん直したりブラケット位置を動かすとなるとバーテープ巻き直しになるし(少しくらいなら動かせるけど)、とりあえずハンドル全体を前下がりに回転させて、下ハンポジションでブレーキレバーが遠すぎないようにしてみた。具体的には、レバーが地面に対して垂直くらいになるようにしてみた(←見た目的に一番美しい位置だと信じている。って結局見た目だけかよ)。

せっかくなのでそのまま乗ってみる。ブラケットを持って走り出すと即座に、ハンドル上部(肩からブラケットまでの部分)が前下がりであることに激しい違和感をおぼえる。やっぱりこの部分は水平が好きだなぁ。ブレーキの掛けやすさなんかは特に変化なし。ところが。試しに下ハンを握った瞬間に世界が270°変化した。なんだこれ、握りやすい!

今まで下ハンは下ハンのどのへんをどういうふうに持ったらいいか完全にノーアイデアだったので、ちょっと下ハンを持ってみても借りてきた猫みたいにちょこんと遠慮がちに手を添えている感じで落ち着かなかった。けど、あまりに下ハンが握りやすいものだから、しばらく下ハンを持って、持ち方などいろいろ試していたら、しっくりくる位置が見つかった。案外すぐに。今まで何を遠慮していたのだろう。

で、何がびっくりしたかって、下ハンにした途端に、ペダルが軽くなって脚が勝手に回るものだから、ケイデンスが上がり過ぎないようにすぐシフトアップする必要に迫らせた。ただ、そのまま漕いでたら太ももに一気に疲労が出てしまった。それもそのはず、よくよくスピードを見るとブラケットで走ってるいつもと比べて+5km/h以上出てた。エンジンは変わってないのにそりゃ回しすぎでしょ。ということで、下ハンにして脚が勝手に回りだしたら、ない脚力を一気に使い果たしちゃわないようにセーブして、ほとんど踏まずに軽く回してるだけくらいのつもりで漕いでみたら、超楽なのにブラケ時より2~3km/hは速いペースで走れる。なるほど…!こういうことだったのか。

下ハンを持つと体幹の筋肉を使いやすいというけど、トレーニングのトの字もしたことがない自分にそんな力あるはずはないしあっても引き出せるはずはない。太ももがすぐ疲れたくらいだし(=決してハンドルに体重を掛けないよう意識するものの体幹の筋肉が不十分なため前傾姿勢を維持できず、太ももを動員して上半身の重さを支えてしまっている状態と推測)。じゃあ楽にスピードが上げられる理由は?それは単純に空気抵抗の違いだ。ブラケットと下ハンを行き来して同じギアで同じ速度の時のペダルの重さを比べてみたが間違いない。こんなにも違うなんて思いもしなかった。

これまでは、下ハンと言えば強い向かい風が吹いたときに一時的に避難する場所くらいの使い方しかしてなかったけど、これからは積極的に下ハンを使おう。速く走るためじゃなく、楽に走るために。ただ、やはり素早く的確なバイクコントロールは到底ブラケットポジションには適わない気がするので(ある程度は慣れの問題だとは思うが)、周囲の交通の動きに注意しながら走らなければならない街中では、安心して下ハンを持てるエリアは限られる。左が壁とかで人が飛び出してくる可能性がなく、なおかつ道路の幅も広い直線道路とか。そういうところでだけ下ハンを使うようにすれば、たぶん10~15%くらいの使用率になると思われ。どうせ筋力的に長時間は維持できないだろうから、まあちょうどいいんじゃないかな。

そして、下ハンが体勢的に全然苦痛じゃないことを十分に味わった後でブラケットに戻ると、なんじゃこりゃ~と叫びたくなるほどブラケットが楽なのだ。もう上ハンなんて要らないと思うほど(今までも上ハンってほとんど持ったことがないけど)。こりゃいいや。そして、唯一気になっていた、ブラケット部分が前下がりになったことで感じた激しい違和感も、2~3回乗っただけで嘘のように立ち消えてしまった。快適ではないために生じる違和感ではなく、単にいつもと違うことによる違和感だったらしい。

今後、ショートリーチのハンドルに交換する(同時にステムを長くする=ブラケットまでの距離はほぼ変わらない、けど下ハンでレバーが近くなる設計のやつにする)計画があるけど、各ポジションの相対的な関係がどう変化するか、ますます楽しみだ。

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しかし下ハンって少しでもハンドルに体重掛けちゃうと途端にフラフラしてまともに走れないし、骨盤が寝てるフォームだと股間にダメージが行きそうだし、全くの初心者がいきなり使おうとしても絶対まともに使いこなせないよね。ハンドルを前上がりにするいわゆる初心者っぽいセッティング(後述)だとブレーキレバーも引きにくくなるし。それともちゃんとフィッティングができてれば最初から誰でもビシッと使えるものなのだろうか。

そう、「ハンドルが前上がりなのは初心者の証拠」なんて勝手に思ってたりしたのだが、最近はプロの間ではブラケットが上向きなセッティングが増えているとか(ソースなし)。まあプロが下ハン持つとしたら深いポジションだろうからレバーが上向きでブレーキ掛けづらいってことはないだろうし、そうなるのかもね。ああ、時代と逆行している私。

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