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自転車コミック

最近読んだ(読んでいる)自転車コミック覚え書き。といってもそれぞれ全巻を読んだわけではないのであしからず。

アオバ自転車店
星☆☆☆3つ。画が淡白なのでコミックとしては超~薄味。人物の画は個人的には好きではないが、自転車の描き方なんかはアッサリながらもツボは押さえてて、スポークの省き方なんかも好印象。コアな自転車や小ネタが登場するが、内容は微塵もマニアックなところはなく、ごく一般人向けに書かれている。それに基本的に一話読みきりだからとっつきやすい。ノーブレーキピスト(もうさすがにいないだろ)などの無法者をボコボコにこき下ろすのとか、自転車好きにとっては今更すぎるネタで白けるかもしれないが、作者の、誌面に描き切れない激しい憤りがひしひしと伝わってきて、いいぞもっとやれ、と思わずにいられない。ぜひ、自転車趣味人ではなく、広く一般人に読んでもらいたい。が、そういう人は読まないだろうと思うと残念。

かもめ☆チャンス
星☆☆☆3つ。この人って、パーツの一つ一つとか、細かいところの画は上手いのに、全体のバランスを見ると完っっ全に崩壊してるよね。自転車もだけど、特に人物がひどすぎる。目鼻口の配置という基本中の基本が狂っていたり、肘を曲げると腕の長さが極端に短くなったり。「下書きを一切しない縛り」にでも挑戦しているんじゃないかと。まあそれはそれとして、主人公がいかにもマンガ的に急激に成長していく様は、いかにもマンガ的な感じで好き。しかし地道な練習の積み重ねが全てともいえる自転車界でそんなのありかよ?とツッコミたくなる人もいるだろう…と思ってたら随所に地獄の特訓や下積み的な要素が出てくるし、ただ勢いだけで書いてるんじゃなく、辻褄的なものも考えてるんだなと。だからせめて自転車と、自転車に乗っている人物の構図くらいはもうちょっとなんとかしようよ。

東京自転車少女。
星ゼロ。ようするに、自転車のことをよく知らない作者が、女の子キャラと組み合わせる小道具として自転車を選んだだけにすぎない。これは自転車コミックではない。そうとしか言えない。「スポーツサイクルはハンドルの方が低いから細いサドルでもお尻が痛くない」なんてあからさまな嘘をドヤ書きされても反応に困るし(えっまさか釣り?)、スポーツサイクルに乗っている人物が、雑誌「Vibes」の表紙でバイクにまたがってポーズをとる水着モデルよろしくのけぞっているのとか見るだけで読む気が失せる。背景の構図とか、ちょっといいページもあるから、自転車が完全に崩壊てるのは絵心がないんじゃなくて自転車のことをよく知らないからだと信じたい。と思ったけど、部長?さん初登場時、チラッとこちらを振り返る顔の1ページまるまる使ったカット!の耳!!絶対おかしいだろ。あと、枠外の作者のつぶやきが…って書こうと思ったら雨存のレビューに同じことがたくさん書いてあったので省略。

のりりん
星☆☆☆☆☆5つ。よしもとよしともかよと思うほど背景が白いし顔も淡白だが、フリーハンドの自転車ホイールがいつも微妙に四角いのとかがなんか好き。あと作中に出てくるクルマの車種選択なんかのセンスが好きすぎる。けど登場する自転車はマニアックすぎて私にはついていけない。内容は、「かもめチャンス」の対を成すかのように最もコミック的でない。超マニアックな知識をバックに匂わせつつ、主人公の成長に合わせて初心者にも分かるように一から丁寧に説明していくかのような描き方は、まさに自転車入門書…と言いたいところだが、別に初心者向けに解説しているわけじゃないし、趣味人にしか分からないマニアックな「空気感」が強すぎて、一体どういう層をターゲットにしているのかいまいち分からん。いやそれにしても女の子の髪が究極的にヘンなのと、顔の描き分けが頑張ってる割に結果に結びついていない点はどうにかならんのか。

番外編。

なにかもちがってますか
これは自転車コミックではないけど。私だったら、「自転車で車道を逆走しているやつを殺す」を最初で最後のお題にするでしょう。日本の人口が10分の1くらいになりそうだな。

東京白転車少女。 わだぺん。『東京自転車少女。』、アース・スター エンターテイメント、2011
のりりム鬼頭莫宏『のりりん』2、講談社、2011
ケチつけた手前、一応触れておくと。ママチャリと比べてロードバイクはサドルに掛かる体重の比率が少ない…それは、サドルが高いから。極端な言い方をすると、ロードバイクはママチャリから見ると「立ち漕ぎ」の状態に近い。サドルには「体を添えているだけ」で、ほとんどの体重をペダルだけで支えるというのは、そういうこと。ママチャリだってサドルを上げさえすれば同じ状態になるぞ一応(サドルの形状的にペダリングがしにくくなるけど)。ハンドルに関しては…「ハンドルに体重が掛かっているのは、体が出来ていないのに無理な前傾姿勢で乗っている初心者の典型。乗り慣れてくれば(&フィッティングがちゃんとできてれば)、体幹?の筋肉で上体を支えるので、ハンドルには手を添えるだけで体重は掛けない」みたいな話は、スポーツバイク関連の雑誌や書籍を一度でも開いたことがあればどこにでも書いてあることなので、自転車に少しでも興味を持った人ならよもや知らないはずはないだろう。

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