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スポーク折れた

スポーク折れた ナディで走行中にいきなり後輪のスポークが折れた。まあいつかは折れるだろうと思っていたが。しかし折れてからしばらく気付かなかった自分の鈍さには驚いた。スポーク折れまくりでリムぐにゃぐにゃの後輩のママチャリに乗ったときの体験から、リム振れまくってても案外乗り味に影響がないことは知っていたけれど。

走ってる途中、後輪あたりから「パキン」という音がした。→何か落ちた?と思い、引き返してみたけど特に何も見当たらない。→現場は路面に少し砂利があったから、タイヤで撥ねた小石がどっかに当たった音だろうと結論。→しばらくそのまま走り続ける。→ふとサイコンを見ると、スピードが0kmになっているのに気付く(ケイデンスは普通に出てる)。→走りながらサイコンの接触(ワイヤレスじゃないので)を確認しても直らない。→ということはセンサーマグネット?もしかしてさっきの音はマグネットが落ちた音!?→ここで初めて停車して、マグネットを確認する。→ちゃんとついてた。けど角度がおかしくなってる。→サイコン不良&さっきの音の原因はこれかぁ!と、一瞬安心。→マグネットの角度を直そうとする。が、グラグラ。→よく見たらスポークの首が折れてスポーク自体がグラグラになってるじゃないか!

という、驚異的な回り道をしてようやくスポーク折れに気付いたのであった。この間にざっと1.5kmくらい走っちゃった。当然ながらリムは大きく振れて、ギリギリにセットしてあるブレーキシューに一周する毎に強くこすれている状態。「なんか走りが重い」とか思わなかったのかよ自分…。折れたのがたまたまサイコンのマグネットがついてる一本じゃなかったら、もっと気付くのが遅れただろうと思うと恐ろしい。

で、当たり前だけど手の施しようがないので(折れたスポークを他のスポークに巻きつけて応急的に走れるようにするワザもあるらしいが、自信がないので挑戦しない)、とりあえず引き返すことに。サイコンによると、家からの走行距離は7.6kmくらい(マグネットの角度がずれて反応してなかった区間があるので、実際は9km弱だと思われる。が、歩き始めたときはそのことに気付いていなかった)。歩いて帰るには長すぎる。そういえば途中に某大手自転車店があったから、とりあえずそこまで行けばなんとかなるだろうと、リアのブレーキを開放してこすれないようにして、歩き始めた。が、1.5kmくらい歩いたところで力尽きて、おっかなびっくりだが乗って戻ることにした。極力後輪に荷重を掛けないようにしながら…といっても限界があるけど、ゆっくり戻った。途中の某自転車店までは3kmくらいあったらしい。リアブレーキを開放したままで走るのは整備不良になるので気をつけよう。

着いたら、折れたスポークを持って店内に行き、「スポークのばら売りってしてる?」「サイズが分かれば在庫見てきます」「これと同じものを1本…」と、首のないスポークを渡す。ほどなくして、店員さんAがスポークを1本出してきてくれた。スポーク1本、52円のお買い物。

早速お店の駐車場でスポークを取り付けに掛かる。ニップルはそのまま生きてるからタイヤを外す必要はない。この1本を適当なテンションまで締めれば理論的には振れもほぼ直るはず。がしかし、L側(スプロケと逆側)のフランジの穴にハブの内側から通さないといかん位置だったので、これが大変。スプロケが邪魔でまっすぐ穴に通せない。一瞬無理かもと思ったが、スポークを軽く曲げてどうにか通すことができた。スプロケが28Tとか32Tまであるやつだったら間違いなく無理だったろう。いやそれ以前にR側だったら絶対スプロケ外さないと無理なので、まあまだ運がよかったか。

んで、通ってしまえばこっちのもんなので、スポーク同士の交差の仕方だけ気をつけて、さっさとニップルに通して締めていく。が、最初は普通に入ったのに、途中からなんだか回りがキツイ。この時点でおかしいと思えばよかったのだが、何を焦っていたのか、そのままニップル回しを使ってぎゅーっと回してしまった。そしたら、「パキン」と、ネジの部分が折れてしまった。おいおい…スポークはもう1本買えばいいとして、ニップルに残ったネジが取れるのか?とりあえず、もう一度スポークを買うべく、折れたスポークを手に再び店内へと向かおうとしたら。

なんか、よく見ると元々ついてたのとさっき買ったのとスポークの太さが微妙に違う気が。店員さんBに見せると、ノギスで測ってくれて、太さが違うことが判明。え、さっきは測らなかったのかよ。元々のは1.8だったけど2.0を渡されたらしい。サイズが複数あるのは知っていたけど、慌てていたので渡された自分も太さの違いに気付かなかった。そして、太さによってニップルのネジ規格も違うということは知らなかった。違うサイズのスポークを無理に締めてしまったので、今のニップルは再起不能に。というわけで、店員さんAが間違ったサイズを渡してしまったせいなので…ということで、正しいサイズのスポークと、それに合うニップルを無償でもらえることになった。めでたしめでたし。

…ではない。つまり、新たにニップルも交換しなければならなくなったのだ。ニップルを交換するには、タイヤを外さないといけない。諦めて帰ろうかとも思ったけど、意を決してその場で交換に挑戦。お店でメンテナンススタンドを借りて、駐車場で作業開始。空気を抜いて、タイヤレバーでタイヤを部分的に外し、リムテープ(粘着タイプでなくてよかった…!)をちょっとめくって、古いニップルを取り、新しいニップルを入れ、元に戻して…あれ、けっこう簡単。

タイヤを戻したら、再び新しいスポークをフランジに通す。さっきより一回り細いので、今度はまあまあ簡単に通った。あとはニップルをあるテンションまで締めてやれば、机上の理論では振れも完全に直るはず。だが実際はそうもいかないわけで、微細な振れを取り切るのに結構時間が掛かってしまった。最後はもう諦めて、目視で分からないようなコンマ数ミリの振れは気にしないことに。ああ、どうにか日が暮れる前に終わった…。結果的には、薄くブレーキ掛けても効きムラが全くない程度には振れ取りできた。

今回の出費:52円。作業に要した時間:1時間くらい(?)。自分で直せた満足感:Priceless。しかし1本折れたってことは他のも次々と折れる可能性があるってことだよなぁ。やだなぁ。あと、スポーク太さは同じ1.8のはずなのに、「14」だったニップルのレンチサイズが交換した1個だけ「15」になってしまった。どうなってるんだ自転車の規格。

今回折れた原因は分からないが、一家に一冊の名著、『ロードバイクの科学』(ふじい のりあき、スキージャーナル、2008/2009)によると、経験上折れるのはたいていL側の引っ張り側とのことで、今回もその通りL側の引っ張り側でした。次また折れたら、いっそ全部組み直しに挑戦するかなぁ。でもそれだったらホイール買い直した方がいいかなぁ。別にレース用の高価なホイールなんて要らないし、安いのは安いみたいだし。けど(違いなんて分からないくせに)今よりグレードを落としたくない微妙なこの心理。


それにしても、見本を渡したのにスポークのサイズ間違えて渡すなんて…できれば某大手自転車店(なんとかベースなんとかさん)には技術面では二度と頼りたくないものだ。

後日、技術面で頼りたいプロショップへ行ったとき、経緯を説明して後輪の振れを見てもらったが、「うん、綺麗に取れてるじゃないですか。縦も横も。自分で直すと縦ブレが出やすい傾向にあるけど、全然きれいですよ」と、合格点をもらったので、ちょっと嬉しかったりして。まあリアホイールの場合左右のテンションが均等でないから、センターがずれてる可能性は大いにあるけど、Vブレーキの角度・クリアランスは正常だし、何度も修正してるうちにおかしくなってきたらそのときはプロに任せればいいだろう。

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ジャンル : 車・バイク

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