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シフトノブに関するあれこれ

文字だけで説明するには無理があるけど。シフトノブは、スプラインっていうの?くるくる回らないようにシャフトに出っ張り&ノブの穴に溝があって、上から刺さってるだけだった。で、引っ張っても抜けないようにストッパーか何かが付いてたらしい。シフトノブを回すとカタカタ少し動いていたのは、シャフト全体が少しだけ回っていたのではなく、ノブとシャフトの嵌合に余裕があってノブが動いていたのだった。つまり、適切にストッパーのようなものを外してやれば、簡単にスポッと抜けた可能性も高い。メカニックの人いわくスプライン式は輸入車に多く、BMWなんかもその方式らしいが、国産車はメンテナンス性を考えてか、ネジ径やピッチこそ色々であるもののほぼ100%ネジ式になっているようだ(日産やスズキはそれが接着しちゃってあるので取り外しが非常に困難らしい)。国産と海外でそんな違いがあるなんて知らなかった。

で、某トバックスは実際に外してみるまでそんなこと知らなかったらしく、もし知っててくれたらシフトノブをここまで破損せずに外せただろうし、自分がもう少し調べた上で「まっすぐ引っ張ってみてくれ」とか「シフトブーツを下ろしてストッパーか何かが付いてないか調べてよ」と言っていれば、と思うと悔しいのだが、何より、わざわざ有料で外してもらったのにこの結果というのが許せない。ちゃんと調べれば自分でもできたかも、ということよりも。

もうひとつ問題が。シャフトが意外と長い。「操作性の向上のためにノブを低くする」というのがシフトノブ交換の主たる目的なのに、純正ノブはシャフトがかなり奥まで入るようになってて、ハイトはシャフトのてっぺん+10mmくらいしかなさそうだ(注:後で正確に算出してみたら+15mm弱だった)。ノブを半インチほど低くしたかったのに、これじゃあRÄZO(レッツォ)のスーパーローポジションノブを使っても(注:実際には互換性がないので装着できませんが)数ミリしか下がらないぞ。

私はこの二つの難題を一度に解決させる方法を考えた。まず、シフトノブの外し方が適切でなかったために破損させたんじゃないかと某トバックスに明らかな言いがかりでしかなさそうなクレームを柔らかく言う。で、某は「ウチはディーラー系じゃないからそこまで精度の高い作業はできませんよ。補償しろって言われても困るよ」と柔らかく言ってくる。そこで、純正ノブを弁償しろなんて言わない(無傷じゃあ外せないかも、とあらかじめ説明は受けてたから当然だが)、作業工賃を返せなんてセコいことも言わない。その代わり、(もっとセコいけど)シャフトのカットを安くやってくれないか、と持ちかけた。この作戦が成功、シャフトのカットを無料でやってもらえることになった。某に対する不信感もこれでまあスッキリしたが、面倒な言いがかりつけちゃってすんません、某の人。

シャフトっつっても単なる金属の棒(直径は一番細い部分で10mm、太い部分で14mm)だ。グラインダーがあれば(実際持ってます)自分でもできる。けど、例えフィアットのシフトノブの固定方法も知らなかった国産車専門に近いショップであってもプロにやってもらった方が安心だし、何より楽だ。というわけで12mmほどシャフトをカットしてもらいました。車内に鉄粉が飛ばないように厳重にビニールで覆ってくれたし。あとはコレに合うシフトノブを探して装着するだけ。ハイトがシャフト+10mm程度のノブを探せば約半インチのローポジ化が達成できる計算だ。だけどコレがまた迷うわけで。続きはまた次回。新しいノブが入るまでは、破壊されてしまった純正ノブの中に入ってた芯の部分(下の写真)だけを嵌めて、その上に軍手をぐるぐる巻いてテープで留めるという壊滅的なカッコ悪さを持つノブで代用だ。けど、極端にちっちゃい頭のノブは操作性が良いことを発見した。

バルケッタ純正シフトノブ 純正シフトノブは無理矢理回したせいでサイドが破れて上っ面が完全にはがれてしまい、中に入っていた芯の部分が取り出せてしまったのであった。

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