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背後から白バイ2

これを書くにあたって、昔々書いた「背後からパトカー」の記事を読んでみたら、何とわかりにくいことか。目的のない人間のやることなんぞ所詮そういうものよ、と思い知ったりした。

さてこの日は、日ごろ押し込められてそろそろしおれてしまいそうな魂の解放に行こうと思い、あてもなくベスパに乗った。しかし、道を調べないというのはカンの冴えない人が絶対にやってはいけない行為だったらしい。そうでなければ、なぜ私が単に渋滞に巻き込まれ、余計に魂の枯渇を促進せねばならないことになったのかの説明がつかない。そういうわけだ。私は渋滞をかわし、道に迷い、遠くまで行くことを諦めた。

この日は何か交通安全のイベントでもやっていたのか、ポイント稼ぎだったのか、あちこちの大きな交差点で白バイが待機して交通を威嚇していた。もはやどこだったかわかんないけど、どっかの大きな交差点を右折しようとしたときも、白バイと、その横で腰に手をあててサングラスの向こうからこっちを見ている警察官がいた。俺はピンクナンバーだから二段階右折なんてしないぜ!と睨み返し(バカ)、右折する。右折直後の大きな街道は空いていたので、ガーっと加速する。50km/h制限だけど、すぐに60km/hをちょっと超える。でもなんかイヤな予感がして、それ以上は加速しないで、アクセルを緩め気味で走る。すると、私が特殊な才能を持っていることを示すかのように、後ろから白バイが近付いてきた。実はスピーカーを通して何か言ってたのかもしれないが、ほとんど聞き取れず、私がその存在に気付いて減速し、白バイが隣に並び、警察官が生声で「ちょっと停まってくれるー?」と言うのを聞き、ようやく「あ、オレ?」と確信した。

「何ですか?」と停まった私は別に怖がっていない。だって違反なんてしてないもん。とか何とか考える間もなく警察官が話し始めた。

これ、ミラー、下についてるんだねぇ(レッグシールドミラーを指差す)。ほら、上についてなかったからさ、ついてないのかなーって思って、うん、ちょっと確認だけ。ごめんね。気をつけてね。

爽やかに一気に台詞を言い切ると、カッコよく走り出し、次の交差点を左折して消えた。へえー、整備不良もちゃんとチェックしてんだね。だったら何で、ミラーが片側にしかついてないH-D(ハーレー・ダビッドソン)や、ミラーがミラーの役割を果たしていないボロボロの国産原チャが跳梁してんだろう。…じゃなくて、そのとき私が思ったのは、「わかるよ、わかる」。その気持ち、わかりますよ。私でもそうするもん、絶対。ほんとは、レッグシールドにミラーらしきものがついてるのも見えてて、それがミラーだというほとんど確信に近いものも持ってて、その上で追っかけてきたんでしょ。交差点でずっと、悪いやつを探して突っ立てるのって、相当消耗するだろうからね。

これまでに、複数のソースから、『レッグシールドミラーを見落とした警察官に、「ミラーついてないじゃないか!」と注意された』というような話を聞いている(ひとつは雑誌『ベスパ! ビバーチェ』から)。私の場合は、白バイさんは明らかに、私を止める以前にレッグシールドミラーの存在に気付いていた様子だったからアレだけど、もし気付いてなかったら、どんな物腰で接してきただろうか。今までに出会った警察官って、みんなフレンドリーだ。全身から「いい人感」が滲み出てる感じ。怖~い警察官なんて本当にいるんだろうか。…まあ、いるよね、絶対。それなりに。

注) 実際は、何者かの気配を感じて減速したわたしに並んだ白バイを肉眼でキャッチするまで、白バイの存在には気付いていなかった。レッグシールドミラーというのが、いかに後ろが見えないものかということを思い知った。
[2004年7月4日]

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