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目の前でガチャン

なんて日だろう。もう随分昔のことなので一部記憶が曖昧である。たしかその日は午前中に何をしていたかさっぱり憶えていなくて、午後の音楽関連のタスクのために東へ向かっていた。で、全然憶えてないけど何かの理由で、いつもは通らない道を通っていた。自転車では通ったことのある、ちょっと狭くて交通量の少ない道。信号のある小さな交差点があって、どっからどう見ても赤だったので止まった。先頭に車種忘れたけど一般的な50ccスクーター、次いで店の配達っぽいカブ、その後ろに自分とベスパ、その後ろに自動車、…と続いて止まっていた。やがて歩行者信号が変わり、まもなくこちらも青になろうというところで、よく見る光景だが、一般的な50ccスクーターは、じりじりと前にすり足で寄り始める。で、よく見る光景だが、青になった瞬間にブイーと、走行性能の低さだけのために実際はゆっくりではあるが急加速する。と、そのとき――

信号的に言えばどっからどう見ても赤のはずの右の道から、超猛スピードで自転車が飛び出してきた。書くまでもないけど、一般的な50ccスクーターとごっつんこ。自転車の若い男性は空中で一回転して体で着地。一般的な50ccスクーターは交差点すぐのところに慌てて停止。配達っぽいカブはそのまま通過。自分とベスパは一般的なスクーターを過ぎたあたりに停止。その後ろの自動車は一般的なスクーターを過ぎたあたりに停止した自分とベスパを過ぎたあたりに停止した。そしてみんな、さっきまで自転車だった若い男性に駆け寄る。角のお店から野次を飛ばさない野次馬も出てくる。そこで、一般的なスクーターの男性と自分との会話。

一般「救急車呼んでもらえますか?」
自分「…えーと、救急って119番ですよねぇ…?」
一般「あ、いいです、自分で掛けます」

さっきまで自転車だった若い男性は声を掛ければ答えるが、まったく動こうとしない。野次を飛ばさない野次馬の一人であるおばちゃんが、日傘を持ち出してかざしてあげていた。一度だけ、若い男性がもそっと動いた。と思ったら腕時計を見て、また動かなくなった。そこへ非常に遅い救急車が到着、男性を乗せ、あーだこーだして去っていった。それからしばらくして、非常どころじゃなく遅い警察が到着。白い自転車に乗ったおまわりさん一人。私がその場に残っていた最大の理由である状況説明を、一人一人から聞き始めた。私は、一般的なスクーターの男性から「(状況説明のため)いてください」と頼まれた割に、他の人に全部しゃべられちゃったので、何も話すことがなかった。その後になって、パトカーが到着。何しに来たんだろう。

とりあえず、自転車氏が肉体的に大したダメージを受けていないことと、不運な一般的な50ccスクーター氏が社会的に大したダメージを受けていないことを両方同時に願うばかりである。

その後音楽関連のタスクに遅刻はしたが無事こなした僕は、理由は全く憶えていないが帰り道にGARAGE TOMIOKAに寄り道をした。そこで運命的な出会いがあったかどうかは定かではないが、確かなこととして、そこから帰る途中、突然ザー。生涯でも上位にランクするほどの急なにわか雨で、生涯でも上位にランクするくらいずぶ濡れになった。
[2003年9月5日]

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