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背後からパトカー

11月2x日

ある日の夜。午前1時、眠くない。明日の朝は…早くない。よし、こんな日は、いつも電車で行ってる仕事場までのルートを開拓するぞ、と、意気込んで家を出た。が、知らない道を、慣れないベスパで、しかも深夜。所要時間の見当もつかない。よく出かけたもんだ。

夜の国道は大型トラックで、夜の都心はタクシーだった。街道をひたすら直進すること1時間、都心の迷路を彷徨うこと1時間、ようやく着いた、オフィス街の一角。人気がなさすぎて喜ぶ気になれない。歩道に上げたベスパを眺めて一息つくと、すぐに帰りたくなった。エンジンをかけ、まがたり、地図を開いていると、背後からパトカー。そしてややニコニコ顔のお巡りさん。

「君、どうしたのかなぁ?」「へえー、ずいぶん遠くまで行くんだね。」「ちょっと免許証だけ確認させてもらっていい?」「道かぁ、この先を左に行くと靖国通りだから、それをまっすぐ行くのが一番いいんじゃないかなぁ」「あんな人気のないところに止まってるから、どうしたのかなーって、お巡りさん気になっちゃってね」「夜は二輪車よく引っかけられるから、気をつけて帰ってねー。」

警察官がお巡りさんでなくなったのはいつからだろう。犯罪者が少年Aでなくなるときからだろうか。いやもうちょっと早い気がするなぁ、何となく。もはや少年Aになれなくなって随分経つ私は、あの頃では乗りこなせない(それ以前に知りもしない)乗り物に乗っているというのに。いや待てよ、ベスピーノ(小型ベスパ。ここでは初代「Vespa 50」)は元々14歳の乗り物であった。なるほど、だからか。
[2003年1月6日]

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