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「シマノ ホローテックII」と「FSA MegaExo」の互換性

最初から最後まで言い訳ばかり。

うっかりFSA(というかVision)のクランクを手に入れてしまった。なんとなくデザインと、52-38TというおおよそTT用とは思えない歯数、110mmのPCDに惹かれて。PCDが110なら、いずれ52-36Tに交換するという道もあるし。というわけで、これを機にいい加減オクタリンク一辺倒を卒業してこのクランクを使ってみようと。本当はホローテックIIタイプの(BBシェルの外にカップが付く)BBはクロモリフレームには絶対に似合わないと思っているので使いたくなかったのだけど。

このクランクはMegaExoとかいう、シマノと同じ(?)24mmアクスルの規格。BBはとりあえず何でもいいやと思ってたけど、調べるとFSAのBBは規格が色々ありすぎてクランクごとに適合が違っててわけがわからん。地味に値段高いし。それに評判も良くないとかなんとか。まあ別に回転性能とかはどうでもいいんだけど、シールの性能はシマノ圧勝らしい。更に調べていくと、ホローテックII以降のシマノBBの中でも9000デュラのものはカップの外径がとても小さいらしい(後から出た6800アルテ/5800・105用も小さいけど9000よりは一回り大きいという謎設定)。もしかしてこれなら細身のクロモリフレームにも合う…のかもしれない。どうにかこれを使えないものか。

アクスル径がシマノと同じといっても、BBの厚みを含めたアクスル長は同じFSAの中でもクランクの種類(年式やグレード?)によって微妙に違うとか。だから軸径同じでもクランクごとに適合BBが違うのか。しかしアルミ製のクランクはシマノとほぼ同じらしい(全く同じかどうかは分からないが、そもそもフレーム側の誤差とかもあるし多少はマージンも取ってるだろうから、少しくらいならスペーサーとかでどうにかなるでしょ(適当))。じゃあこのVisionクランクはアルミだからシマノのBBと組み合わせて使える??

と思いきや、先人の経験を読むと、問題なく使えるとか、微妙にキツいけどどうにかなるとか、全く使えないとか、言ってることがバラバラ。こうなったら実際に試してみるしかないでしょ。というか、この時点で「問題なく使えるに違いない」と信じて疑わなかった。

んで、まずは何も考えずにシマノBBを買ってきてVisionクランクをはめてみた。とりあえずキツいらしいから、滑りを良くするため、BB内側とクランクのアクスルにはシマノのグリス…ではなく、ヴィプロスのチェーンオイルを塗って。一時的な強い圧力の潤滑ならオイルの方が良いかなと(根拠なし)。アクスルの先が右BBを通過するところは、ゴムハンマーを使ってカンカン叩いたらどうにかクリアできたのだが、最後、アクスルの先が左BBを通過すると同時にアクスルの根元が右BBにはまるときは…。フレームを横倒しにして床に置いた当て木に左BBを当てて、銀色のハンマーを振り下ろすマックスウェルになったつもりでガンガン叩きまくっても、ほとんど入って行かない。よくよく見ると右BBのシールが内側からの圧力で変形しかかっているし。これ、ダメなんじゃないの…と思いつつも、今更引き返せないと、顔を真赤にして渾身の力で殴り続けたら、どうにかはまった。左クランクを取り付け、とりあえず回転も問題なし。

けど、一応はまったけど、本当にこれでいいの?そもそもいざ外そうと思った時に外せるの?と不安になるわけで。一度も走ってみることなく、今度は取り外しに挑戦。がしかし、渾身の力で打ち込んだクランクである。右クランクを外してアクスルをコンコンしてみても、当然ながらびくともしない。右側はBBがクランクに完全に隠れているから当て木をすることもできない。3分くらい悩んだ末、小型のバイスを持ち出してきて、チェーンリングを外してスパイダーアームの隙間から見える右BBに近いフレームの一部と、左側はアクスルの先にアゴを掛け、圧力を掛けたら、わりとあっさりと抜けた。フレームがどうこうなるほどの力は掛けてないが、カーボンフレームだったら無事ではなかったかもしれない。右BBからアクスルを完全に抜き取るときはどうしたか。左からフラットバーハンドル(直径22.2mm)を差し込んで、それをハンマーで叩いた。持っててよかったフラットバー。さて、着脱によって横から極端に強い力を加えられたBBのベアリングだが(通常ベアリングは横方向の力に弱い)、手で回す限り非常にスムーズで何の問題もないようだ。中古のBBは手で回すと分かるくらいガサついていたりするのが多いので、きっとこのくらいの圧力は全然大丈夫なのだろう。

しかし、さすがにここまで嵌合に無理があると「互換性がある」とは言えないんじゃないの?というわけで、実は持ってなかったシマノクランクを比較のために調達(わりとウソ)。

シマノのホローテックIIタイプクランクとFSAのMegaExoクランク シマノクランク(FC-5600)と、FSAクランク(Vision TRIMAXPRO)。これのアクスル部をノギスで測定してみると、FSAは24.00mm。対してシマノは、およそ23.95mm。なんのことはない、プラス公差かマイナス公差かの違いのようだ(知らないけど)。そりゃ互換性あるとは言えないわ。当然だがシマノBBとシマノクランクの組み合わせの場合は、ほとんど手の力だけではまる。ゴムハンマーを使うにしても最後に軽くコンコンという程度。わずか0.05mmでこれだけ違うとは、工業製品って精密なんだなぁ。BB側は…シールがあるし、そもそもFSAのBBは持ってないから測ってない。ちなみにアクスルの中央部分はどちらも少し細くなっている。

そうなると、アクスルを削るか、BBの穴を拡げるかすればいいわけだ。回転するBBの内側を削るのは難易度が高いので、アクスルを削ってみよう。どうやって?サンドペーパーで、手作業で。いくら丈夫なクロモリ素材でも、0.05mmくらいならすぐ削れるでしょ。アクスルの先端と根元付近の、BBと接する部分だけを削ればいいんだし。というわけで、ペーパーでアクスルを挟み、手でクルクル回す作業を10分くらいちまちまやっていたら、直径が23.99mmになってきた。これは地味に大変だ。手を真っ黒にしながらそのまま地道に続けてたら、やっとのことで23.95mmに近づいた。手作業なので当然表面はガタガタでムラがあるだろうが、んなもん通りさえすればいいので気にしない。

で。削ったクランクを再度BBに装着。先端が右BBを通過するところはシマノよりちょっときついけど手の力だけで、最後のところもゴムハンマーでカンカンカンくらいできっちり装着できた。右クランクを付けて、回転させてみる。心なしか最初に無理やり組み付けたときよりもスムーズに回る気がする(たぶん気のせい)。これで安心して使えそうだ。

逆の組み合わせ(FSAのBBに、シマノのクランクを取り付ける)だとどうか。単純に考えると正規の組み合わせよりアクスルが0.05mm細く、BB径が0.05mm広くなって、差が計0.1mmか。元々手の力ではまるくらいだし、「遊びがある」と言えるほどか分からないが、強い力が掛かるBBだけに、さすがに異音の原因になったりしそうだ。知らんけど。

シマノBBにFSAクランク 外径約39mmと非常に小さく存在感のないデュラエース、SM-BB9000。これならクロモリフレームにも違和感なく使える。その分クランクアーム本体のでかさが逆に際立ってしまう。これならSM-BBR60の方が良かったかもしれない。このフレームはITA規格だからBBシェル外径が42mmくらいある。BBR60は外径が41mmらしいからまさにぴったりだったか。色が黒というのが気に入らないが、クランク取付ボルトも黒だからまあいいことにしよう。

FSAクランクにシマノBB 右側BBは外径がどうの以前に外からほとんど見えない。色が黒なのもチェーンリングが黒だから…という以前にほとんど見えない。チェーンリングが黒なのも本意ではないが、金色のKMCチェーンとの相性が抜群に良いので許す。

さて、組み付けてからだいぶ経つけどまだ一度も走っていない。走ってみて不具合が出ないといいけど。


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