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試乗きろく 206RC

長らく興味のあった206RCにこんな理由で試乗する日が来るとはね。今のところ基本イタリア車乗りでありたいと思っている私にとって、唯一(はだいぶ言いすぎだが)気になっているフランス車。これを試乗しないことには先に進めない。乗ってみて大して良くなければ、「やっぱイタ車だよね~」となるし、すごく良ければ、イタ車縛りなんてものから脱却してもいい。いや、そんな縛り最初からない。イタリア車は好きだけど、イタリア車であろうとなかろうと、良い車は良いのである。当たり前か。

そんな思いで乗った206RC。基本的にフルノーマル。77000km。シートポジションの調整方法…なぜこのレバーがここに?なぜこんな形状?と、まずこの時点で早くもフランス車の洗礼を。ちょっと頭おかしくなければこんな設計・デザインにならないだろ。面白いんだけど。で、RC専用のセミバケ形状のシートは…なんか、ゆったり。少なくとも標準体型の人間だと、ホールド感と言えるようなものはほとんどない。普段気軽に乗るにはむしろ都合がいいが、レーシー(笑)な見た目との落差にちょっと拍子抜け。ポジションは…到って優秀。あるべきところにペダルがあり、ハンドルがあり、シフトレバーがある。なんの違和感もない。さすが左ハンドル車である。

しかし、走り出してみると少し事情が変わった。ハンドルがちょっと遠い。テレスコ調整がほしい。そして、シフトも少し遠い。1速や3速に入れると前方向に遠い。かといって、シートを前に出すと、ペダルが近い。まるで、一昔前のイタリア車、いわゆる「イタポジ」のようである。まあ、ヒップポジションをめいっぱい下げて無理やりに足を投げ出すポジションを取っているからなのだけど、そのためにヒップポジションを上げるのは私の流儀に反するし(視界確保のためとかなら分かるが)、膝を曲げ気味にしようとすれば脚がステアリングコラムに当たってなんか窮屈。

パワステは、やや重い。絶妙な操作感で自分的にちょうどいい重さなのだけど、だからこそもう少し体の近くで回したくなる。国産コンパクトのアホみたいに軽いパワステならこのくらい遠くても問題ないのだが。シフトは、クイックだとか、節度感のあるだとか、特別そういう感じではないが必要十分にカッチリしていて、好印象。以前乗ったクイックシフト導入済み(と思われる)206のシフトは硬かったからなぁ。普段使いにはこんくらいがいいなぁ。ノブの高さもちょうどいいので、操っていて気持ちがいい。

ところが、足。ちょうどいいペダル配置だと思っていたが、ピップポジションをめいっぱい下げているせいもあってか、クラッチを踏むときペダルの少しでも上寄りの位置を踏もうとすると、ペダルのアームか何かの突起か何か(よく分からん)につま先が当たってしまってうまく踏めない。つまりこのペダルは、ヒップポジションはあまり低くせず、アップライトなポジションでつま先寄りを使って上から踏む前提のようだ。クラッチの重さは、激オモのプントに慣れた私でも、軽いってほど軽くもない、と感じる、まさにベストな重さ。スポーツモデルだなって感じがする。だからこそスポーティ(笑)なポジションで踏みたいのに、つま先が当たるのが気になってしょうがない。慣れの問題かもしれないが、緩いシートに反し、とにかく色んなところがギリギリ。これは足が大きい人だと無理だろう。ブレーキとアクセルは、角度といい前後左右の位置関係といい、非常に良い位置にある。ヒール&トウも容易にできる。右ハンの206XSに乗ったときの絶望的なペダル配置は何だったのか。

事前の情報で、2リッターだから力はある、けどローギアがやたらハイギアード、という先入観を持った上での発進は、XSと比べるべくもなく簡単。ハイギアードなのに、アクセルほとんど踏まなくても走り出せそうなくらい力がある。少し踏んで半クラ使った方がもちろんスムーズだけど。そして、最初の角を曲がる。ステアリングが…切っても切り足りない。なんだこれ?ロックtoロックがいくつなのか分からないけど、なんかダルいぞ?

なんかたぶんこの瞬間に、私の中でこのクルマの試乗は終わってしまった。曲がり角の度にこんなにステアリングをクルクル回すのなんて耐えられない。いや、そういう性格のクルマならそれはそれでいいのだけど、このクルマに求めてるのはコレじゃない。

しかしながら、加速は悪くない。ノーマルマフラーなので音は小さいけど、ある程度回すと、心地よいエンジン音が聞こえてくる。市街地なのであまり急加速は試せなかったが、ちょっとアクセル踏んだくらいだと、わずか1,100kgのボディに177psもあるクルマとは思えない。実に控えめな演出で、「本気出すと速いんだぜ」という感じを匂わせる程度。実際、踏めば速いのだろう。GTとしては良い味付けだが、こいつはGTじゃなくてRCだぞ?期待してるのはそういうことじゃない。

まあでも、日常のアシに使うのである。こういう味付けの方が、付き合いやすいのは確かだ。けどな。だったらなぜ?と思うのが、足回り。足はノーマルということもあって特別硬くないけど、かといって、「猫足」とか言われる雰囲気は微塵も感じない。スポーツ走行したらどうか分からないけど、普通に市街地を走った限りでは、リアの突き上げというか、リアが跳ねるような感じが気になった。リアの荷重のわりにサスが硬すぎてうまく機能していない印象。販売店の方(プジョーに詳しい)いわく、リアサスは206SWの部品を使い回してるらしい。ある程度荷物を積むことを想定したワゴン用のサスをそのまま流用したらそりゃあこうなるだろ、となんとなく納得。ただ販売店の人はその硬さを17タイヤの扁平率のせいだって言ってたけど、プントだって17インチだもん。そして同じ足回りで15インチ(スタッドレス)履いたりもしてるもん。タイヤが変わったときに感じる感覚とは確かに違う。

結論としては、こいつはラリーを匂わせる「RC」というグレード名を持っている(実際何かの略というわけではなく、WRCを連想させるための名らしい?)し、カタログスペック上は相当なパワーを持ってるし、足回りは硬いし、純正で40偏平の17インチなんていうやる気に満ちた仕様の、紛う方なきホットハッチだが、中身はGTカーだ。実際速いんだけど、(まさに206のヘッドライトのように)目を吊り上げてワインディングをかっ飛ばすんじゃなく、肩肘張らずにゆったりと高速をすっ飛んでいくのが似合ってる気がする。ようするに大人のクルマだ。そんな魅力を理解するには、私はまだまだ精神年齢が足りなかったようだ。

あれ、そういえばプントも、非力だが軽くてワインディングが面白い1.2スポーティングに対して、パワーはあるが鼻先の思い1.8HGTはどちらかと言うとGTカーだって、どっかに書かれているのを見たような…。つまり私ごときには何も分かってないということか。失礼。

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インプレ読むと、妙にバイアスがかかっているとしか思えない。
ワインディングでこのクルマを振り回せないとか、どんな腕してるのかな?不思議。リアもキレイに緩やかに滑るし。
多分、1.6L以下のアンダーパワーを振り回すレベルが染みついていて、それにやられているんでしょうな。
私もAX、プジョー106、アウトビアンキとかに乗っていたから、言いたい事はわかるが、それでもRC程度を振り回せないとか。。。(苦笑)

コメントありがとうございます。
勘違いさせるようなことを書いて本当にごめんなさい。読んで分かるとおり、市街地を(法定速度内で)走った時に感じたド素人の戯言です。教習中の車をイメージしてもらえれば近いと思います。リアを滑らせるとか、振り回すなんてとんでもない。世の中には、そういうゴミクズみたいなレベルの、それでいてクルマが好きな人間もいるのです。信じられない話ですが。
読めば一目瞭然と思いますが、「インプレ」なんてとても呼べたものではない、極低レベルの話ですので、バカだなぁくらいに思っていただければ。というか、そんなくだらない文章を読むのに貴重な時間を使わせてしまってごめんなさい。
自覚はしているつもりですが、わざわざ直接的にバカにされてしまうとさすがに傷ついてしまうので、コメントは削除させていただきますね。。悪しからずご了承ください。
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