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Vespaという喫茶店

さて、長旅の復路リターンズ。朝出発して、お昼にのーんびり休んだりはしたけど、結構がんばって走り続けた。大幅に寄り道コースをとって、大きな湖に着いた。寒くて寒くて死にそうだったけど、湖のあまりの美しさに見とれ、寒さを忘れて写真を撮った。やがて日が暮れた。また走り続けた。

coffee restaurant Vespa

知らない街を走る楽しさも、夜になると景色が見えなくてさみしいなーと思っていたら、緑色に黄文字で「Vespa」って書いてある、光る看板が。なんだ?と思わず停止して5mくらい戻ってみた。喫茶店だった。入り口には、「coffee restaurant Vespa」の文字と、スクーターをかたどったロゴ。つまり、蜂じゃなくてベスパだ。見る限り普通すぎるくらい普通の喫茶店だ。けど入ってみよう、ちょうど休みどきだし。

中に入ると、中も普通すぎるくらい普通だった(リゾットっぽいのを頼んだが、薄味で、軽食が欲しかった僕にはまさにそれ!的だった)。これは訊くしかない。「なんで“ベスパ”なんですか?」

奥さん曰く、ご主人(この時は不在)がクルマ好きで、昔草レースなんかに入れ込んでたんだかなんだかで?、とにかく4輪2輪問わず好きらしい。なんかもう記憶が曖昧だぞ俺。で、なんだかんだで自動車ではなくVespaの名を店名に採用したと。しかし店の外にはヤマハのマジェスティ。もう今は年寄りになってしまったので操作の楽なビッグスクーターに乗っているんだとか。そして、肝心の「昔ベスパに乗っていたか」という問題の回答はおろか、訊いたかどうかも忘れてしまった。もちろん、ベスパに心底入れ込んでいるわけではなくて、ベスパのネームバリューというかブランド的価値に目をつけて借用したという可能性もある。ベスパとはそういうものらしい、日本では。店名を見て思わず立ち寄ってしまう人がいるのだから。

ところで、年をとったからビッグスクーターに乗り換えたという話は、他でも聞いたことがある。この時点からはだいぶ未来にあたる8月頃、たまたま会った人がバイク乗りだと聞いたので、何に乗ってるんですかと訊くと、スズキのスカイウェイブだという。昔アメリカン系に乗っていたが、年齢とともにクラッチ操作が辛くなってきたので(笑)、つい先日この楽ちんなビッグスクーターに乗り換えたばかりだという。言うほどの年でもないので冗談半分だろうが、でもビッグスクーターというのはやはりそういうもんだ。若いうちからあんなのに乗っちゃあかん。
[2003年9月14日]

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立ちゴケついに

瞬間的に2万円が飛んだ。いや直してないし直す気もないので飛んでないし飛ばないけど。というわけで、未遂からわずか8日、止まったままコテンと転がってしまいましたと。しかも駅前の、ロータリー脇で、日中に。比較的田舎の駅だったので、人が少なくてよかった。

まあ色々あった後なのでしょうがないですな。具体的には、走り去ろうと、歩道で準備を整えていたとき。ゴーグル(というかグラス)の位置がしっくり来ないので、ミラーで自分の顔を見ようと体を後ろに傾けたとき、例によって左足がズルっ。そのまま立て直す間もなくゴテっ。詳しくは3月9日の記事を参照してください。「ベスパ・スタイルハンドブック」(富士美出版、1992、絶版)に紹介されている方のプリマベラ(125 Primavera、ET3のもうちょっと古いモデル)には、通常のミラーのステーにもうひとつ、「自分を見るためのミラー」が取り付けられています。これは非常にいい。すばらしい。実用的な面からして。ぜひとも付けたい。

自分を見るためのミラー

ところで、上記の「ベスパ・スタイル~」(以下「I」)は絶版だとわざわざ書いたが、何か。1年後(93年)に「~II」が出版されたのだが、内容的には続編というより「I」の改訂版といった感じだ。それを裏付けるように、「~II」の第5刷(97年)では、「II」の文字が小さ~く目立たないようにマイナーチェンジされ、あくまで1冊物ですよーという感じにされていた。でも「I」と混同してしまうので、「II」の文字は消せない。でも「II」であることはなるべく言いたくない。そんな苦し紛れの…って、これは別記事にすべきだよな。
[2003年6月4日]

写真:「ベスパ・スタイルハンドブック」富士美出版、1992、p.66


いきなりパコ!byミラ

この事件は簡潔に書かねば。無理だなぁ。そう、事件です。状況はといえば、長旅の復路。朝出発して、長い長い旅路が始まったところだった。しかし1時間もしないうちに、予想もしていなかった。一時的だろうけど結構強く降るので、一気にやる気が失せてしまった。よし、引き返そう。そんなに急いで帰ることはないさ。と、自分らしくもない素早い判断で、雨宿りに立ち寄ったコンビニから、逆方向に走り出した。

私は、肌(顔)にぴたっと接触するゴーグルが嫌いで、スポーツグラス(のように見えて花粉用メガネの役もこなす優れものだか何だかわからない逸品)を使っている。これが、雨の日にはとぉーっても微妙なのだ。一瞬でレンズが水滴に覆われて、前が見えなくなってしまう。でも、なければないで、雨が目に当たって(結構痛い)まともに前をみていられない。どちらにしろどうしようもないので、いつも痛くないほうを選択するのだけど、この日もやはりそうしていた。もうほんと前が見えなくて、しかも慣れない道。やや山道。安全運転で、さっき下ってきたばかりの坂を今度は上ります。登坂車線があるけど、んなもん使うには及びません。上りでも制限速度程度は出る。走行車線の左寄りを走っていた、その時――

右手後方に気配が、と思った瞬間に、パコっ!

何者かがハンドルの端をヒットした。と思ったら白い軽自動車だ。雨って、視界や音だけじゃなく、気配も奪うからなぁ。近付いてるのに気付かなかったよ。なんて考えてる暇はありません。でも大変申し訳ないことにわたくしはバランス感覚には自信があるので、その程度でよろけたり、ましてやコケたりしません。

そこから先は理性がないのでよくわかりません。「待てコラー!どーゆー運転しとんじゃーっ!」と、言葉通りではないけど叫びながら追いかけるけど、ゆるい上り坂が続きます。軽と言えどET3では離されずについていくのがやっと。でも市街地に向かう右折待ちでやっとこさ捉まえた。

どーゆーつもりだこのやろ!」とどなりつつ見ると、フツーのおっちゃん。しかし窓越しに何か言い返すと、そのまま右折していってしまう。「逃げんなこらー」とかわめきながらまた追いかけっこ。あまり激しく怒ったせいか、いつのまにか雨も上がっている。そのまま街の中心部へ向かっていき、駅前のロータリー(まさに中心部)を過ぎてすぐのところで、Uターンして路肩に止まった。

やっと観念したかと近寄って、もう一度「どーゆーつもりだコラ!」と不良っぽく言うと、車から降りてきたおっちゃん、「なんじゃ、知らんわ!」と言い残して、床屋さんに入っていきました。うわー何という強気な行動であることよ。逃げも隠れもしないとな。「ナンバー覚えたからな!」とその背中を見送ると、思考時間ゼロですぐさま次の行動へ。すごい。自分じゃないみたいだ。たぶん別人。そしてここは駅前。つまり、駅前交番までバイクで15秒。

弱い者は、権力をうまく利用して生きるのがよいかと存じますが。というわけで、交番でかくかくしかじかと説明して、口ヒゲの怖そうな(けど喋りは優しそうな)おまわりさんをゲット。もう一人、若めのおまわりさんと3人で一緒に床屋さんに向かう。

権力が相手だと、態度が急変しますねやっぱり。つーか動かぬ証拠もあるし。ヒットしたときに不自然に畳まれたサイドミラーの角度。古いミラのミラーは、電動でも何でもないちゃちい作りなので、ぶつければすぐに角度が変わります(そのかわり簡単には折れたりしない。ベスパのウインカーレンズが割れなかったのももしやこれのおかげか)。

口ヒゲのおまわりさん:「運動神経のいい若い人だったからよかったけどねぇ、これで相手が転倒でもしてたらあなた、大変なことになってたよ?

髪を切りかけのおっちゃん:「…事故にならなくてよかったと、今更ながらにぞっとするわけであります…。ほんと、申し訳ない。

というわけで、「何も壊れなかった物損事故」というかたちで処理されました。なんだよそれ。おっちゃんは「厳重注意」。その後、事故発生地点を正確に記入するため(何せ知らない土地なので、地図を見てもどこだかさっぱりわからなかった)、パトカーに乗って現場まで行くという貴重な体験もできたし、満足。しかしヒゲのお巡りさん、パトカーの無線機の使い方がわからず、もう一人のおまわりさんに教えてもらっているみたいですよ。なんと、つい昨日までスーツを着るような部署にいて、今日付けで駅前交番に配属になったそうだ。制服を着るのも車載無線機をいじるのも十数年ぶりだという。なんとまあ、初日から働かせてしまった。


ところで、その場の話では、「追い抜こうとした際、避け方が不十分であったため接触したが、おっちゃんは接触したことには気付かなかった」ということになっていたが、あれはたぶん、前を走るベスパの存在自体に気付いていなかったと見たね。ただでさえ見落とされやすい二輪車ですが、道にはいろんな人が走っています。気をつけましょう。にしても、ベスパで一番出っ張ったハンドル(の端のウインカー)と、ミラで一番出っ張ったサイドミラーが、ちょうど同じ高さなんだよねえ。
[2003年7月29日]


立ちゴケ未遂

(どうでもいいけどこの日は長旅の往路。ゴロゴロバッグをリアキャリアにくくりつけ、朝家を出て、目的地への到着予定は夕方、だったけどのんびりしすぎてもう夜。ゴールまであと1時間程度か、というところ。)

どうでもいいような記事が書きたいんだ。いつか何かのバイク雑誌で読んだのだけど、結構な割合のライダーが何らかの転倒を経験していて、その大半(6割くらいだっけ)が立ちゴケなのだと。これはなかなか侮れん数字である。教習所のCB400を短期間で3回も倒した(全部立ちゴケである)私には特に。教習車はサイドバンパーというか何というかが付いてたけど。

原付スクーターを駆る人を見ていると、大半が信号待ちで両足を地面についている。ブレーキは両の手の役目なので足は手持ち無沙汰なのだ。しかし、フットブレーキがあるベスパだとどうだろう。教習所のおしえに従えば、停車中は前後ブレーキをかけていなければならない。追突された時などに勢いで前に飛び出してしまわないためらしい。ということで、右足はいつもブレーキの上、車体を支えるのは左足一本ということになる。修了検定では、停車する際に右足をついただけで減点。厳しい。

そんな厳しいおしえをそれなりに守っている私は、いつも左足一本で車体を支えている。そんである日の夜、というかこの日、山の中で道路工事中で片側交互通行で臨時信号機な場所に出くわし、停止した。山の中で工事中とくれば当然だが、足元がサンディーだった。都内を走っているとそんな経験はないので、いつも通り止まって、右足はフットブレーキに乗せたまま左足で車体を支えたのだが、ふっと体重を後ろにかけたとき、左足がズルっ。走馬燈のように人生を振り返ったりしなかったので瞬間のことは覚えてないのだけど、間一髪で転倒を免れたらしい。とても焦った。ベスパはちょっとコケたら即ボディに傷がつくので。後ろで同じく信号を待っている車のヘッドライトにばっちり照らされていたので、なおさら。それだけ。
[2003年6月4日]

BGMはTMN「Get Wild」で。


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